こんばんは!
今日から明日にかけて、東京は雨みたいです。
まあ、空気も乾燥してたので、雨も必要ですね。
さて、今日でこのブログも最終回になります!
今日、紹介する本は・・・
伊坂幸太郎さん著
「フーガはユーガ」
です!
【内容】
仙台市内のファミレスで、常磐優我は高杉という男に語りだす。
双子の弟と過ごした、父親からの虐待に耐える子供時代のこと。
自分たちの誕生日にだけ、2時間毎に兄弟が入れ替わってしまう能力が有ること。
その能力を使って、色んな悪戯や、そして闘ってきたこと。
そして、今もなお闘い続けていること・・・。
【感想】
僕の1番好きな作家さん!
最後はやはり伊坂さんの作品で締めたかった。
風我と優我の過ごしてきた、子供時代はなんと淀んでおります。
父親からの虐待。
それでも、それに耐えつつなんとか生きていけたのは、互いの存在が間違いなく大きく関与しています。
冒頭は、双子が初めて入れ替わった日のことを優我が話しているところから始まります。
でも、その能力を2人が自覚するのは、何年かあとのお話です。
まあ、1年に一日しか訪れない誕生日にしか、能力は発揮されないので、しょうがないですよね(笑)
幼い頃から虐待にあっていたから、2人はものすごく正義感が強い、わけでもなく。
他人の面倒事にはあまり関わりたくないし、やられても自分でなんとかするしかないというような考え方を基本としています。
ただ、気が向いたとき(めちゃくちゃ気まぐれな理由)や、自分達にとって大切な人が巻き込まれたときだけは、なんとかしようとする。
それも、あの入れ替わりの能力を使って。
そんなわけで、結果として色んな悪人と結果として対峙することになります。
なんとか乗り越えていった先、そして最後の闘いの結末は実に寂しくも有るものでした。
伊坂さんの作品のいいところは、こう説教臭くならないところですよね。
色んな示唆が有ると思うのですが、決して主人公が正義マウントを取らないのがいい。
悪いこともするし良いこともする。
悪と戦う存在ながら、自分たちも同時に悪的側面を持っていることを忘れない。
でも、何よりも良いなと思うのは、必死に泥臭く生きているところなんですよね。
社会的には決して特別な存在ではなく、平凡な存在。
目の前のことに必死になって、生きることに執着していく。
その醜さとか汚さが、これ以上なく少しの勇気となって深い場所まで届くのだなと!
だから、僕は伊坂さんの作品が大好きです!
少しだけ一瞬だけでも温かくなれます(笑)
さて、今日でこのブログも最後になります!
大学4年の春休みに、ふと「本を紹介しなくては!」と思い立ち始めてから約7年。
実に色々な本に触れることができました。
東京オリンピックまでに500冊をという目標は、1年延期になったにも関わらず、達成しませんでしたが、まあご愛嬌ということで(笑)
よく、この活動の話をすると「本を読んでいて偉い」とか言われるのですが、正直ヘドが出ます(笑)
僕は、基本的に娯楽のために読んでいるわけであって、ゲームが好きな人とか、音楽が好きな人のそれと変わりません。
本だからって、勝手に高尚なものにしないでほしい。
(作家さんには少し失礼かもしれないが・・・)
本を読んで、一瞬で劇的に人生が変わることなんか基本的にはないですし、あったとしても僕の中で影響が大きい本が、他の人にとってもそうである可能性は非常に低いです。
でも、だからこそ本は面白いと思うのです!
最後に、これだけは伝えたかったので、書きました。
このブログは終わりますが、これからも気ままな読書は続きます!
ブログを読んでくれた皆様、ありがとうございました!
