この話を書く度に思うこと。
…聖、なんかいい人だね!←
「あの日の約束」を含め、私って聖を登場させるの楽しいのかも…(^◇^;)
とか思いつつw
100話まであと14話!と言いましたよね。
連休明けから、2回更新になっていく…カモ|д゚)←
ちなみに100話記念企画は、突破してから時間がかかりそうです(((;°▽°))
(まだ準備が…w)
*
『お前で良かったよ。頼りにしてるからな』
ーほんとは嬉しいはずなのに。
その言葉は、あたしの心に突き刺さっていった。。
聖の言葉に何て返したらいいか分からなくて、あたしはただ頷くだけ。
しばらくの、沈黙。
他のお客さんの声が遠くに聞こえる気がしてきた頃。
「じゃあ俺は戻るからなー」って聖の言葉が沈黙を破った。
帰り際、あたしの肩にポンと手を置いて
「また報告を頼むわ」って。
「うん、分かった」明るく答えたつもりだったけど、声が沈んでたのかな。
「お前が元気じゃないと、青治が悲しむだろ?
あ、そうだ。青治にお前らの事、言っておいた方がいいか?」
って…「何を言い出すのかと思えば、こんのバカ聖!」
たとえ捜査のためだから!って言っても、
お兄ちゃんは納得してくれないだろうし。
それに、、この隣で涼しげな顔でコーヒー飲んでる奴が何を言うか分からないし!
その証拠に、にっこり笑って「別にいいじゃないですかー」って。
そんなあたしの気持ちが伝わったのか、苦笑いで「こっちに火の粉が掛かるのも面倒だからなー」って。
「…ま、お前も元気になったし、いいか」ってボソっと言ったの、聞こえてるよ?
「あーそうだそうだ。大事なことを忘れてた」
「ケータイ、しっかり持ち歩け。あとメールは早めに見ておいた方がいいぞー」
「ケータイを持ち歩く…?メールってどう言う意味よ!」
そう言ったけど、聖は手をヒラヒラとさせながら「見れば分かる」としか言わなくて。
そのまま伝票を持ってレジに向かって行った。
…聖に貸しを作ったことに、後から気がついたあたし達だった。
*
「それじゃあ、そろそろ僕たちも帰りましょうか」
「うん…」
「あ、ケータイはお返ししますねー」
「うん…ん?」
ポケットから出したのはあたしのケータイ。
そう言えば、あの日に無くしてから使ってない…って、「あんたが持ってたわけ?!」
「返そうと思ってたんですけどねー。
あ、あとずっとバイブが鳴ってて…」
陵の言葉を最後まで聞くまもなく、慌ててケータイを受け取る。
開いてみると…
「やばっお兄ちゃんからの電話とメールが…」
不在着信:13件
未読メール:15件
そう言えば、金曜日ってお兄ちゃんが帰って来る日なんだっけ…。
メールの内容は開かなくても大体分かるけど、、と思いながら1番新しいメールを開く。
『未来、どこにいるんだ!
家出…じゃないよな、お兄ちゃんは待ってるからな!』
・・・・・・あたし、家出したことになってるし!
うぅ…。まさか仕事で探偵事務所に乗り込んで、そのまま泊まってた。
ましてや陵と一緒だったなんて、、バレたら大変な事になるよね。
お兄ちゃんがあたしのこと、大切にしてくれるのは嬉しいし、とっても優しいのは本当で。
でも怒ると、ものすんごーく怖いのも本当なわけで…。
ーそう言えば、陵って探偵だよね?
探偵の仕事っていえば…。
1つだけ方法が思いついたけど、これが成功するか分からなくて。
でも…一カバチかだけど、やってみるしかないよね。
お店の出口に差し掛かった時、そっと服の袖を掴む。
「あのさ、お願いがあるんだけど…」
ー潜入捜査より危険な現場に突入です。
続く*
