そんなわけで、この本を読んでみました。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)/城 繁幸

¥735
Amazon.co.jp
本書では、サブタイトルにもありますが、日本に古くからある「年功序列」の問題点を訴えています。
年齢が上がるにつれて給料も上がるというこの制度、前提として会社が年々成長を続けなければなりません。
一定の売上成長を続けていた自動車の某大手企業でも昨年からの不景気で成長が鈍ってしまうような時代ではこれは至難のワザですよね。。。
また、「年功序列」は"年金"と同じく、少数の若者が多数の年長者を支えるという考えが当てはまるようです。
今の年長者(40-50代?)の時代は、日本経済が成長を続けた為に年を重ねるたびに給料が増えていたのです。
でも若者(20代)は、年長者と同じ道を歩んだら同じだけもらえるわけではありません。
それは、日本経済の成長が頭打ちとなったからです。
これだけならまだしも、「年功序列」では年長者に高給を払う為の"ツケ"は若者にきます

(会社の売上が年々変わらないのに上司の給料が上がっているなら、部下ががんばっているわけです。。。)
さらに!!
「年功序列」における最大の問題はキャリアパスが1本しか用意されていないことです。
(雑務のような?)同じ仕事を日々続けて給料が上がるとすれば、その仕事以外できない人間になりますよね

この為、自分が30代の後半になって気づくのだそうです。
年を重ねていけば昇給すると思っていたのが、実は昇給できず。。。
さらにその時点で他の仕事をやろうにも時既に遅し。。。
こんな現状にみんなは気づいてしまったから、「年功序列」の社風が残っているうちの会社を3年で辞めていったのだろうなと思いました。
最後に本書では、「年功序列」に対して、「成果主義」に関しても書かれています。
「成果主義」であれば、複数のキャリアパスを用意でき、上記のような最悪の事態は回避できるのでは?とも述べられています。
"会社の為に自分を犠牲にする"のが「年功序列」だとすれば、「成果主義」は"自分の価値を高める為に会社を利用する"のだそうです。
また、「成果主義」をうたっている企業であっても日本の大抵の企業のそれは、「年功序列」の考えがベースにある上での人事制度だそうです。
だから、一見「成果主義」だから若くして仕事を任されているかというと、"会社"や"上司"によっても違うのだろうなと思いました。
まさにウチのことを言っているのでは。。。


