サッカー欧州選手権 EURO2008

トルコの監督は トルコの歴史の中で伝説的な実績を残した名将 “皇帝テリム”

 変幻自在のメンバーで相手を幻惑してきた。


そして迎えた本大会。


GLの初戦の相手は 優勝候補ポルトガル。

為す術もなく 完敗した。


後が無い第2戦の相手は 相手は先のW杯 欧州最終予選で争い、敗れた相手。

そして今回の大会のホストカントリー スイス。暴動までを起こすきっかけとなった相手。

お互い初戦を落としている同士の対決ということで、激しい戦いになるのは必至だった。

何れも得点が入らないままに時間は流れて迎えたロスタイム。

劇的なゴールで勝利を得、生き残りの権利を得、トルコの因縁は終わった。

しかし、それは大会ホストカントリーを屈辱のままに倒したという事。新たな因縁の誕生でもあったのだが。


続くGL 第3戦。相手は強豪チェコ。あしらわれて迎えた後半30分 スコアは0-2。

絶望が漂い始める時間。しかし、ここからが奇跡が始まり、終わってみれば3-2と逆転に成功する。

チェコは前回のユーロでの ギリシア戦に続いての奇跡の逆縁負けを喫する事になった。


ここで2勝ということで、なんとかGLを2位で突破に成功する。


トーナメントの初戦の相手は 優勝候補ドイツを辛くも退け 結果GLを全勝で突破したクロアチア。

実力は均衡し、いつまでも得点が動かないじりじりとした試合。

双方無得点のまま突入した延長も後半14分。クロアチアに先制点が入る。

残るはロスタイムを含めて3分。そして、そのロスタイムの2分に同点に追いつくのに成功した。

PK戦をも制し、トルコは3試合連続のミラクルを達成した。

その結果が 怪我人と出場停止の山。何故この程度でカード貰うのか!! と叫びたくなるようなのもあり不幸は重なる。次の試合で、出場可能な選手は 僅かに13人。エース ニハトを怪我で、主将 エムレ・ベロゾグルも怪我で、第一GKボルカンすら出場停止で欠く。13人のうち二人はGKという惨状。もうポジションも何もない。二人目の怪我人が出た段階で3番目のGKがフィールドプレイヤーとして出場しなくてはならない。


そして対戦の相手は トルコが手も足も出なかったポルトガルを力の差を見せ付けて一蹴した世界の強豪ドイツ。


これが逆境だ。







しかし、 そのような状況にも関わらず先制したのはトルコ。試合を優位に押したのもトルコ。

同点に追いつかれ、76分に逆転されようとも、これまでの奇跡と同様に86分に追いついてすらみせた。

しかし、奇跡もここまでだった。90分 ドイツが突き放し、勝負は決した。

力負けはあれど、奇跡は認めない、空気を読めないドイツらしさを見せつけた。



トルコの奇跡の旅は終わった。