地震の被害に関連する世界遺産4件です

★「カトマンズの谷」(1979/2006年変更 ネパール)
ヒマラヤ山脈のふもとにある直径29キロメートルの範囲に900もの建造物が密集します

14世紀に仏教とヒンドゥー教が融合し
17世紀までにカトマンズ、パタン、バドガオンの3王国に分裂、その後滅びても建造物が残されています
ダルマール広場には20以上の寺院などがひしめき合います

これまで何度も地震があり再建されてきています2015年の地震も甚大な被害を受け修復が進められています



★「バガン」(2019年 ミャンマー)
ミャンマー初の統一国家バガン朝の都で11世紀半ばに建国され仏塔(バゴダ)を築きました

12世紀以降度々地震が発生し
1975年、2016年も大きな地震があり
ユネスコや政府が保全に協力しています



★「フィリピンのバロック様式の教会群」(1993/2013年変更 フィリピン)

スペインの植民地時代に築かれた
バロック様式の教会群で
サン・アグスティン教会やアスンシオン教会など4資産が登録されました

台風や地震の対策として 天井を低くしたり 石造で作ったりして「地震のバロック」と呼ばれています



★「アンティグア・グアテマラ」(1979年 グアテマラ)
度重なる震災から復興した植民都市です
1543年創建後から震災に見舞われ耐震性を高めて建造物が改築され
230年の間に38もの教会群が作られました
1773にも大地震があり首都が移転されました