開発による危機に関連する世界遺産4件です 文化遺産と自然遺産があります

★「ロンドン塔」(1988年 文化遺産 英国)
テムズ川河畔に立つノルマンディー公ウィリアム1世が11世紀に建設した要塞施設で ノルマン様式です

近年ロンドン市内の都市開発で景観悪化が問題となっています

★「ドニャーナ国立公園」(1994/2005年拡大 自然遺産 スペイン)
グアダルキビル川河口から3県にまたがるスペイン最大の国立公園で多様な自然からなります

スペイン王の狩り場として人の定住が禁じられており 毎年50万羽の水鳥の越冬地です
動く砂丘 ドゥナス・モビレスが見られます
過剰な灌漑で湿原が危機にさらされているといいます


★「スースの旧市街」(1988/2010年変更 文化遺産 チュニジア)
地中海に面するイスラム王朝アグラブ朝(800年から909年)時代栄えました
建物は海からの脅威に備えた構造です

現在 都市開発で景観を乱すことが問題視されています


★「ベリーズ・バリア・リーフ自然保護区」(1996年 自然遺産 ベリーズ)
「カリブ海の真珠」と呼ばれる世界で2番目の大きなサンゴ礁(250km)で
65種のサンゴや
500種の魚類
350種の軟体動物
アメリカマナティやウミガメが見られます
油田開発などで2009年に危機遺産リスト入りしたが禁止され2018年リストから脱したという