環境問題に関連する世界遺産4件です
文化遺産と自然遺産があります

★「チェスキー・クルムロフの歴史地区」(1992年 文化遺産 チェコ)

オーストリアとの国境に位置する交通の要所でボヘミアの中世以来の街並みです
13世紀半ばにクルムロフに城が建てられ記録に現れました
14世紀からは銀山経営で発展し
15世紀 後期ゴシック様式の聖ヴィート教会が残ります
2002年 大雨でヴルタヴァ川が氾濫し
大洪水になり 気候変動の大雨が心配です


★「エヴァ−グレーズ国立公園」(1979年/2010年危機遺産  自然遺産 アメリカ)
北米最大の亜熱帯自然保護区で
湿原の上流には 常緑高木や熱帯植物が ハンモックと呼ばれる島々になり
湿原下流はマングローブが広がり
温帯と亜熱帯の動植物が入り混じっています

湿原から生活用水を引いていて地下水位の低下や水質汚染が進み
1993年から危機遺産(2007年脱)
水質汚染続くため2010年より危機遺産へ


★「ハ・ロン湾とカット・バ諸島」(1994/2000、2023年拡大 自然遺産 ベトナム)
ベトナム北東部にあり大小1600以上の島が点在する景勝地です
11万5000年前に中国南西部の石灰岩台地が沈み海上部分が風化してできており、奇岩、洞窟も見られます

石炭発掘による水質悪化で サンゴ礁が激減したり 観光客による環境汚染が心配されます


★「ブルー・マウンテンズ地域」(2000年 自然遺産 オーストラリア)
オーストラリア南東部の標高1300メートル級の砂岩の峰々が連なります
90種のユーカリが生育は世界の13%を占めるといいます
近年山火事が頻発していて 2019年から2020年まで続いた山火事で大きな被害を受けています