固有の生態系と絶滅危惧種に関連する
世界遺産5件

★「西カフカス山脈」(1999年 ロシア)
コーカサス山脈の西側に位置し人為的な影響を受けていない原生林が広がる大規模な山岳地帯です
氷河地形、堆積岩、変成岩、火成岩も見られます

1600種の植物(高山帯だけで1000種)
2500種の昆虫、246種の鳥類、60種の哺乳類が確認されています
野生絶滅したヨーロッパバイソンの亜種の起源とされます
1940年以降飼育された個体を自然の生息地に戻し定着させる試みがされています


★「キナバル自然公園」(2000年 マレーシア)
ボルネオ島北部にあり標高4100mのキナバル山がそびえます
フタバカキが多い低地熱帯雨林から高度差によって6つの植物帯を含みます
5000種の維管束植物、1000種のラン、ウツボカズラ、ラフレシア 絶滅危惧の哺乳類などが見られます 




★「マヌー国立公園」(1987年/2009変更 ペルー)
マヌー川流域に広がる 熱帯雨林、湿原、高原、山岳地帯を含む ペルー最大の国立公園です

850種の鳥類
50万種の節足動物
カピバラやオセロットなど100種の哺乳類が生息します

アマゾン川流域がギニア高地とブラジル中央高原に


★「イヴィンド国立公園」(2021年 ガボン)
中央アフリカのガボン北部の赤道直下
ギニア低地にあり 手つかずの自然が残ります
13種の絶滅危惧種を含む固有種の淡水魚などが生息します
マルミミゾウ、ニシローランドゴリラ、ズアカハゲチメドリなどが生息します



★「ウランゲリ島保護区の自然生態系」(2004年 ロシア)
ロシアの最北東端にあり 北極圏ですが凍結しなかったため独自の生態系です 植物で23の固有種が確認されています
タイヘイヨウセイウチ、ホッキョクグマが世界一の密度で生息します