カルスト地形に関連した世界遺産4件です 自然遺産です

★「アンドレファナ乾燥林群」(1990/2023年 マダガスカル)
1990年に「ツインギー・ド・ペマラハ厳正自然保護区」として単体で登録され
2023年さらに3つの国立公園、2つの保護地区を拡大して登録されました
クイナモドキ科2種、ペリエシファカ、マングースキツネザル、レムール(ラテン語の精霊)が有名です

ツィンギー・ド・ベマラハ国立公園
の一帯はナイフのように尖った岩がそそり立っています 
石灰岩のカルスト台地が1億6000万年かかって溶けたもので 真っ二つに割れたような亀裂も無数あるそうです


★「シュコツィアンの洞窟群」(1986年 自然遺産 スロベニア)

スロベニア南西部クラス(カルストの語源)地方にあり 世界最大規模の鍾乳洞群があります
ヴェリカ・ドヴォラナ(大広間)と名付けられた石筍(せきじゅん)があります

★「中国南部のカルスト地帯」(2007/2014拡大 自然遺産 中国)
約2億5000万年前から現在も
侵食によりカルスト地形が作られています
湿潤熱帯および亜熱帯地域におけるカルスト地形の代表です
武隆 茘波 石林 桂林が登録され
茘波(れいは)には300種の脊椎動物、1500種の植物が見られます


★「グヌン・ムル国立公園」(2000年 自然遺産 マレーシア)
ボルネオ島北部の熱帯域に位置するカルスト地帯です
維管束植物3500種、ヤシ100種
哺乳類81種、鳥類272種 などが
生息しています

サラワク洞窟は世界最大級の地下空洞といわれます