世界遺産で化石に関する遺産は16件くらいはありますがそのうち4件くらい見ていきます
自然遺産と文化遺産に分かれます

★「カナディアン・ロッキー山脈国立公園群」(1984/1990年 自然遺産 カナダ)
約6000万年前の造山活動(氷河がつくりあげた)で誕生した
ロッキー山脈のうちカナダ側の2200km

1909年 チャールズ・ウォルコットが
約5億3000万年前 カンブリア中期のの化石を多く発見したそうです
アノマロカリス、ハルキゲニア、オパビニアなどの カンブリア大爆発終盤の古生物です
彼が発見した地層はバージャス頁岩(けつがん)と名付けられ 1980年これだけで登録されたのですがその後吸収されました

★「澄江(ちょうこう)の化石出土地域」(2012年 自然遺産 中国)雲南省にあり 約5億3000万年前までのカンブリア紀初期の海洋生物の化石が見つかっています
少なくとも16門196種に及び
藻類、バクテリア、ナラオイアなど多数です


★「メッセルの化石採掘地域」(1995年/2010年範囲変更 自然遺産 ドイツ)
ドイツ中部にある42万㎡に
厚さ190mのオイルシュール層があり
5300万から3700万年前の始新世紀の生物の化石が出土しています


★「南アフリカの人類化石遺跡群」(1999年/2005年拡大 文化遺産 南アフリカ)
南アフリカ北東部のスタークフォンテン渓谷にある 初期人類の化石が見つかっています
アウストラロピテクス・アフリカヌス
をはじめ ホモ・ハビリス(450万年から250万年前の化石)、ホモ・エレクトゥス(330万年前居住後)、ホモ・ナレディ(約20万年前埋葬後)が見つかっているようです