世界遺産における文化的景観とは
文化遺産に含まれますが
文化遺産と自然遺産の境界に位置します
自然環境の中で社会的、経済的、文化的に影響を受けないで進化してきたことを示す遺産です

「意匠された景観」
「有機的に進化する景観」
「関連する景観」に分類されます

ヨーロッパにある文化的景観の例はこちら
★「オルチア渓谷」(2004年イタリア)はイタリアトスカーナ地方にあるルネサンス期の理想的農村風景です

14から15世紀に都市国家シエナによって開墾され 道には糸杉が植えられ
人間による開発が自然の美しさを
さらに高めたそうです

シエナ派の画家などにも影響を与えたようです


★「ホルトバージ国立公園:プスタ(大平原)」(1999年ハンガリー)
ハンガリー東部のドナウ川とティサ川流域で中世から放牧地として利用されているそうです
灰色牛は19世紀まで重要な輸出品だったといいます
9つのアーチをもつ石橋などあります


★「ヴェガエイアン:ヴェガ群島」(2004/2017年ノルウェー)
ノルウェー中部西海岸の6500もの島々で ワタガモの飼育場などがあり
羽毛の売買は9世紀重要な産業となったといいます