東アジア 東南アジアの複合遺産を
チェックしてみると
中国に4件
ベトナムに1件あります


中国で北の方から
★「泰山(たいざん)」
登録基準①から⑦までを認められている唯一の世界遺産です

道教の聖地で 秦の始皇帝が
山頂で天を
山麓で地を祈る「封禅」
を行って皇帝も倣ったそうです

岱廟(たいびょう)に東岳大帝を祀り
正殿の天きょう殿は 中国三大宮殿の1つです
中国最古の詩集「詩経」などに
景観が歌われているようです


★「黄山」は中国南東部にある
69の峰からなる山岳地帯で
数世紀にわたって多くの寺院が
建てられ道教と仏教の聖地です

伝説上の王 黄帝がこの地で仙人に
なったという伝説にちなみ
唐の玄宗が黄山としたそうです

「黄山四絶」と呼ばれる奇松(黄山松)怪石 雲海 温泉が絶景で
芸術 文化の題材になったようです


★「武夷山(ぶいさん)」は
中国南東部にそびえ 
多くの奇岩、渓谷で知られていて
渓流が9回湾曲している「九曲渓(きゅうこくけい)」
880段の天遊峰(てんゆうほう)が有名だそうです

舟形石棺 遺跡 寺院 詩碑 文化財
朱子学の祖 朱熹(しゅき)が創設した「武夷精舎(ぶいしょうじゃ)」があり

岩山に生育する貴重な茶樹 武夷岩茶(ぶいがんちゃ)の産地だそうです


★「峨眉山(がびさん)と楽山大仏」
は 中国四川省にある霊山で
自然豊かな仏教の聖地です

山の斜面に30以上の寺院が建てられ
李白の「峨眉山月歌」、芥川龍之介の「杜子春」の舞台となっています

峨眉山の東20キロに世界最大の麿崖仏
楽山大仏が約90年かけて彫られたのです

周辺に3200種の植物が確認され
絶滅危惧種の アジアゴールデンキャットが生息しているといいます



★「チャン・アンの景観関連遺産群」はベトナムの 紅河デルタ地帯南端にあり
石灰岩の山や鍾乳洞からなる 熱帯カルスト地形です

人類が3万年以上の年月をかけて適応し居住してきて 古都ホア・ルー 水田地帯なども登録されています


アジアでも
山や自然を活かして生活してきた
人間の生きざまがわかるようです