根雪が本格的に溶け出した。

たかが片道15分の通勤路なのに、幸福感に浸れる日々を送っている。

北国で春を迎える嬉しさは、東京の3倍ぐらい。

青空が広がり、ヒヤッと澄んだ空気が心地良い。

 

一方で北海道生活も残り2週間となり、カウントダウンが始まった。

色々お世話になった店に顔を出す予定が、先週から発症した帯状疱疹でお預け。

これも仕事に集中する為の、神の御導きなのかもしれない。

 

神と言えば、イエス・キリスト

その母、聖母マリア像を毎日拝みながら通勤している。

 

当初はその存在に気が付かなかった。

通勤で利用している「東区役所前」駅の目の前に高校がある。

その校舎へ向かって歩いているのだが、ある日屋上に白い彫刻を発見。

毎日見ているうちに、聖母マリアに見える様になった。

ある日、高校のホームページを閲覧すると、カトリック系の私学である事が判明。

それ以来、毎日小さな祈りを捧げるのが日課となった。

 

その後父が倒れ、死の縁を彷徨っている時。

コロナ禍で面会もままならない中で、父が苦しみから解放される事を祈った。

同時に高額の個室ベッド代に悲鳴を上げている自分を責め、マリア様に縋った。

 

私は宗教を信じている訳でも無く、勉強もした事も無い。

自分が苦しい時だけ、その神の存在を認めるのは都合のいい話だし、我ながら節操がないと思うが、マリア像を発見したのも何かの縁と思って拝んでいる。

 

今日は3.11

あれから10年

沢山の方々亡くなり、家を失った。

 

事情はまるで違うけど、私の住んでいた街は再開発でかつての面影を失った。

そして一緒に住んでいた父も亡くなった。

それでも人生は続いていく

 

そして今は北国で汽笛の聞こえる部屋に住んでいる。