ジョギングシューズを履かなくなって早3ヶ月。

怠けている訳じゃない。

走れないのだ。(雪道を走っているランナーはたまに見かけるけど、狂気の沙汰としか思えない!)

雪国で暮らしている現実に、打ちのめされる事は多い。

必然的にステイホームが増えて(体重もね)、冬の楽しみはインドア中心とならざるを得ない。

でも私にはギターという最強のインドア趣味があった。

 

ギターと共に自宅から持ってきた小型のフェンダー・トランジタアンプは35年の付き合い。

集合住宅だから、ギターアンプのボリュームは2の手前ぐらいが限界。

細かいパーツは少しずつ劣化しているけど、今でも元気に鳴ってくれている。

内蔵されているコーラスエフェクターも中々侮れない。味のある音色だ。

あの時代はコーラスをバッキングでかけているギタリスト多く、その影響があったかもしれない。

 

トランジスタの良い所は壊れないところ。

スタジオでRoland JC-120 通称「ジャズコ」が定番なのも頷ける

我がギター師匠、吾妻光良先生も昔からトタンジスタ派。

でも師匠が弾くと、ウォームで何故か真空管の音がする!?

逆にGibson335の様なセミアコとの相性は良いのかもしれない。

 

一方、真空管アンプは、以前に紹介したAmpeg製のR12-R(リバーブロケット)をさいたま市の自宅に所有している。素直にギターの音色が出てくる印象で、特にクリーンチャンネルは使いやすい。ペダルを踏んだ状態の音乗りも良い。

しかし近年劣化が止まらず(私もね)、ノイズが多くなっていた事や、トランスポートにかなりの体力を要する為、単身赴任が終わった後にアンプの買い替えを密かに考え始めていた。

 

ところが・・・その前に札幌で出会ってしまった。

フェンダーのアンプ、「ホッドロッド・ブルース・ジュニア・ツイード」。

10年以上前に山野楽器で見かけて依頼ずっと気になる存在だった。(確か山野楽器別注だった)

数量限定販売だった為、市場に中古が出れば直に完売していた。

 

その日は親父の葬儀や手続きが一通り終り、久しぶりに札幌の街に戻り、狸小路商店街を歩いていた。

ガラス越しに楽器屋を見ながら通り過ぎた瞬間、ツイードのアンプが目に入った。

リターンして店に入ると目の前にあの名器が・・・

 

私「これって復活販売ですか?」

店長「おっしゃる通りです。しかも今回はJANSENのスピーカーを積んでいるので、音も良くなっていますよ♪」

私「ちょ、ちょっと音鳴らしてみても良いかい?」

店長「どうぞ。しかも値段も7万円台になっています」

私「えー!訳が分からないのですけど・・スペックが良くなって3万のコストダウンって!どーゆ―こと?」

店長「私も不思議なのですよ。値段付け間違えたのですかね?」

私「うーん・・一晩寝て考えさせて・・」

 

試し弾きした感想は、AmpegR12-Rと音色が似ていて、音がマイルド。

山野楽器別注品はギラギラして耳に痛い音色だったと記憶している。

店長に話すと、昔のユーザーはそれが嫌で後からスピーカーをJANSENやらCELESTIONに乗せ換えていたらしい。

 

明くる日、私は再び狸小路商店街に立っていた・・・つづく