今日は2週間ぶりのお休み。さっきまで病院に。まあ、血圧とかの薬をもらうだけなんですが。このブログを書いたら、午後から、もうひとつの病院に行ってからショッピングにでも行こうと思ってます。
今、通勤は自家用車なんですが、片道1時間ぐらいなので、往復で少なくとも2枚のCDが聴けるんです。先週、ブログを書けなかった間にヘヴィ・ローテーションだったCDを取り上げたいと思っています。
1回目の今日は、ロリー・ギャラガーの4枚目(スタジオ盤としては3枚目)のアルバムです。1973年の2月にリリースされた作品です。
メンバーは
Rory Gallagher・・・Vocals, Guitars, Harmonica, Madolin, Saxophone
Gerry McAvoy・・・Bass
Lou Martin・・・Keynoards, Guitar
Rod de'Ath・・・Drums, Percussion
このアルバムからキーボードが入って4人編成になります。
曲はすべてロリーによるもの。ロリーのアルバムはブルースのカバーなんかが最低1曲は入ってる場合が多いので、全曲オリジナルは珍しいですね。
A-①Walk On Hot Coals
翌年のライブアルバムにも取り上げられていたノリのいい曲。ライブに比べると地味なのがロリー・ギャラガーの作品に共通することなんですが、実際に聴くとスタジオ・ライブみたいな感じなんですけどね。
A-②Daughter Of The Everglades
この曲好きなんです。通勤でもヘヴィ・ローテーションでした。この感じはロリー的バラードというか好作品なんです。ギターソロもいいんですよ、これが。
A-③Banker's Blues
ロリー得意のアコースティック・ブルース。彼のブルースはカバーでもオリジナルでも陰気じゃないからいいんです。この曲でのピアノなんかを聴くと、キーボード奏者を加入させた意味があるって気がします。
A-④Hands Off
次はエレクトリック・ブルースタイプのアップテンポな作品。ギターが冴えてます。トレモロアーム無しのストラトキャスターが欲しくなりますね。エンディングにロリーのサックスがちょこっと聴こえます。
B-①Race The Breeze
次はスライドギターによるブルースロック。キーボードが入ったことで、余計にギターがフューチャーされた感じがします。ルー・マーティンのキーボードって効果音というか、バッキングばっかりだしね。
B-②Seventh Son Of A Seventh Son
イントロでは珍しくルーのオルガンが聴けます。ちょこっとだけど。後はいつものロリー節。
B-③Unmilitary Two-Step
大好きなアコースティックソング。インストゥルメンタルの曲です。ほんと彼のブルースって湿り気がないんですよね。まあ、この曲をブルースと呼べるかどうかは微妙ですが。
B-④If I Had A Reason
最後はゆったりとしたスチールギターのようなサウンドの曲。実に楽な気持ちになります。CDだとこの後、ボーナストラックになるのですが、それはそれでうれしいんだけど、この曲で終わるのが重要だと思うんですけどね。
僕はロリーのアルバムを3つの時期に分かれると思ってます。
第1期は、テイスト時代からのトリオ編成によるブルースロック。
第2期は、このアルバムから始まる4人編成によるロックの時代。
第3期は、再びトリオになって、ハードロックを演奏する時代。
僕は、第2期のアルバムが一番好き。たぶん、ロリーの大ファンの多くの方は第1期が好きかもね。この時期の4枚の作品に外れ無しと思っています。
スーパーじゃないけどナイスなギタリスト、それがロリー・ギャラガーなんです。一度ご賞味あれ。ギターでお腹いっぱいになります。
そういえば、昔のアルバムのジャケットはこっちでしたよね。