昨日、間違ってスマホで自分のブログにいいね!を押してしまいました。恥ずかしいです。

本日は、キャメルの7枚目のアルバム。1979年10月リリース。












この時代のプログレバンドはみんな苦労して、どうしたら生き残れるか悩んでいた頃ですよね。パンク・ロックの登場で演奏場所にも苦労していたようです。


キャメルとしては、このアルバムの前に、リチャード・シンクレア、デイブ・シンクレアの元キャラバン組とキング・クリムゾン出身のメル・コリンズが脱退。大幅なメンバーチェンジ後の初アルバムとなりました。




メンバーは


Andrew Latimer・・・Guitar, Vocal, Flute


Andy Waed・・・Drums


Jan Schelhaas・・・Keyboards


Kit Watkins・・・keyboards, Flute


Colin Bass・・・Bass


ゲストとして、Mel Collins がA-②でAlto Saxを吹いています。




A-①Wait (Andrew Latimer, John McBurnie)


およそプログレッシブロックとは思えないギターリフから始まる元気一杯の曲。同じ年にリリースされた元ッジェネシスのスティーブ・ハケットの"Every Day"になんとなく似た構成の曲です。どちらの曲も大好物ですが。



A-②Your Love Is Stranger Than Mine (Latimer, Jan Schelhaas, Andy Ward, Colin Bass)


今度はポップな曲。ここまでプログレバンドとは思えない展開。スーパートランプ風とでも言えばいいのかな。最後の部分でのメル・コリンズのアルトサックスがいい感じです。



A-③Eye Of The Storm (Kit Watkins)


やっとプログレっぽい曲が登場。フルートが素敵な音色を奏でてくれます。


A-④Who We Are (Latimer)


ライトなギターがちょっとフュージョンっぽいですが、歌が始まると少しプログレらしいメロディになる曲。


B-①Survival (Latimer)


オーケストラによる小曲。


B-②Hymn To Her (Latimer, Schelhaas)


ギターがやっとマイナー調の悲しい調べになりますが、やはりちょっとポップです。


B-③Neon Magic (Latimer, Schelhaas, Viv McAuliffe)


昔のキャメルの霞のかかったような音楽はここにはもうありませんが、明るいトーンとやさしいメロディに溢れています。この曲もそんな1曲です。


B-④Remote Romance (Latimer, Watkins)


思いっきりテクノポップしてます。ヴォーカルまでテクノ風にしなくても...時代を感じる音楽です。


B-⑤Ice (Latimer)


ラストはインスツルメンタルの曲。少しオーケストラ風のキーボードをバックに目一杯泣きのギターで弾き倒します。



全盛期のプログレ時代には考えられない音楽性ですが、これはこれでいいアルバムだと思います。