ある時遊びに行って、私一人でちょっと買い物に出たことがある。そんなに時間が過ぎた意識はなかったが、戻った時に帰るのが遅いと義父に言われ、そんなことまで言われるのかと驚いた。
やっぱり夫は義父には何も言わない。
と同時に、義母は毎回言われてるんだろうなと気が付いた。
こんなことでイチイチ言われちゃ気が滅入るよなぁ。
義父は自分が家にいる間は、自分の手足の代わりに義母に用事を言いつけるため、家に居させてたのだろう。水すら自分で持って来ない人だった。
嫁が来て自分に仕える女が2人になることは、義父にとって理想の生活だったのかもしれない。
同居なんてありえない…絶対いやだ。
男は行き先も告げずに出かけていいのに、女はゆっくり買い物もできない?
これまで勝手気ままに生きてきた私には耐え難く、絶対に阻止したい案件。
夫に相談したところ、同居に関しては同じ思いであった、それは大変な救いになった。
それだけで、黙っていることに関しては見逃してやろうと思えた。
義母はというと、一切なにも私には言ってこないのである。
世間ばなしを一通りすると、せわしく家の中を行ったり来たり…。外に出てみたり…。
いつも義父が「どこ行ったんだ?」とつぶやいていた。
一緒に席に付くのは食事の時だけで、席を温めるには程遠い感じで、常に不在。不思議なくらいだった。