自己覚知のとき、私がなぜ感情だの思考だのよりも物質にフォーカスしたか、ピンとこない方も多いかと思う。
正直、物質なんてどうでもいいと思う方の方が多いだろうなと思うので、私の未来のビジョンを共有したいなと思う。
私が見据えているのは、ドラえもんのセワシくんの未来だ。他のSF作品によくあるドラマチックな宇宙の戦いや開発よりも、人々の日常生活にフォーカスされている。
そこにあるのは日常の平和で、今と変わらない平凡な日々があり、そこには些細な喧嘩や意地悪もあるかもしれない。
でも困り事にはその対処策が整備されていて、今よりアクセスが簡単だ。おそらく今と変わらずいろんな人がいて、引きこもりもいるだろう。でも、安心して引きこもれる世界だ。
外に出ようと思えばいつでも出るだろうし、人ともコミュニケーションはいくらでもできる。
今までのように働かないことがプレッシャーにならない。そういう世界だ。
今の世界を見たときに、その未来への発展途上だという見方ができる。スマホも宅配もウーバーイーツもその予兆だ。
スマホに量子理論が組み込まれているのはご承知かと思う。その仕組みが分からなくても、私たちは便利に使うことができる。
物質の進化はドラえもんの道具のように、私たちの日々の暮らしを当たり前に便利に楽しくさせるだろうと思うのだ。
私はあの時、物質の可能性の広さを見た。
劣化するテフロンコーティグでない、絶対に焦げないフライパンができる可能性。
AI搭載家電の進化、軽くて固い金属、あるいは軽くて柔らかい金属、iPS細胞の展開、情報の転送の進化、そこには量子もつれを使った暗号化やコンパクト化もあるだろう。それはワームホールの技術が実用化されるということだ。
重力の縛りをある程度操作できるなら、エネルギー問題に頭を抱えることも少なくなるだろう。それはリスキーな原発をどう扱うかというところにも関係する。
だから、量子論と相対生理論の統合理論が人類の未来には必要不可欠だ。
その数式は世界を根本的に変える。
すでに、物理学者たちは物質は情報であるという見方をしている。超弦理論やホログラフィック理論は仮説から実用的な展開に移りつつある。
それは経済にも大きな影響を与える。
経済の在り方そのものが変容する。
大きく変容する世界で、個人はどれだけ制限の中に居続けられるだろう。
人類がサバイバル意識を手放さざるを得ないときがくる。
それは個々の選択によって現れる。
さて、物理学界隈はたぶんこのままいくので大丈夫。未来に必要なのはもうひとつ、ベーシックインカムだ。
必要性は誰もが感じているけど財源はどうするかでぐっと固くなる感じがある。
いわゆる富の分配という、あるとこが出せというのは短絡的だ。裕福層は税金でごっそり持ってかれてる。それでもあるっちゃあるけど、彼らのモチベーションは保ちたい。
私が考えてるのは、個人情報の有料化だ。
これは、富の分配を違う視点から捉えるものでもある。法の整備も必要になるだろう。
個人情報の有料化は「生きてるだけで丸儲け」の現実化だ。Google、Amazon、あらゆる大企業はこれら個人情報を「搾取している」とも言える。裕福層にとって税金は搾取感が伴うが、これなら必要経費として捉えられる。視点を変えるだけだ。
ブロックチェーンとのひも付けもいいかもしれない。行政との連携も取れれば、介護などの必要なサービスの案内もしやすくなるだろう。
生きる痕跡はお金になる。
存在そのものが価値となる。
これがうまく行けば、死ぬまでお金は入り続けることになる。それは経済的安心になる。
一朝一夕というわけにはいかないが、可能性は見いだせるのではないだろうか。