時間がないとするなら、
瞬間があるだけとするなら、
そこにはひたすらにダイナミックな
意図=結果があるだけなのだ。
瞬間に全ての物質を作り出し、
全ての時間を内包したこの宇宙を作り出す自分に出会う。
無数の平行時空と、
無数の宇宙が重なりあう。
この一瞬にその全てがある。
地球現実の儚さと確かさと、
その妙技にただただ驚く。
不完全なこの世界の、
不完全ゆえの可能性の拡がりが、
万華鏡のように見える。
確かさと不確かさが、
すべの二元が可能性の中にあり。
全ては光という可能性の波であり、
意図によって点となる。
なぜ今ここにいるのか、
なぜ宇宙はこんなにも地球に都合がいいのか、
無数のシミュレーションの、
成功例に存在していることがわかる。
この一瞬の現実の背後にある、
目も眩むほどの可能性の時空の存在に気付く。
神とは、愛とは、真理とは何であるかを、
目の当たりにする。
この小さな肉体でそれらを受け止めるのは、
相当の準備が必要だったことがわかって、
思わずくすっと笑うだろう。
時間などなかったのだ。
現実などなかったのだ。
それでもあると思えることの、
可笑しさと愛しさに笑う。