ちょっと聞いてほしいんだ。
今回は意識の話でも何でもないので、
スルーしてもらっても構わない。
それでもちょっと聞いてくれ。
夕方、母がカレーを持ってきたんだ。
そしてちょっと申し訳なさそうな、
それでいて嬉しそうな、
そんな複雑な顔をしてたんだ。
お盆に作った御霊供膳(おりくぜん)の残りを、
どういうわけかカレーにしたと言うんだ。
「食べてみた?」と聞いたら、
「ううん、作ってすぐ持ってきたんだもの。」と言うんだ。
そんな実験的なものをだよ、
味見をせずに人に食べさせることができる、
それが私の母なんだ。
なぜ、よりによってカレーにしたかは見当がついてる。
先日野菜が余ってた母は、
ありったけの野菜を入れた夏野菜カレーを作ったんだ。
普通にアリのものだけど、
母にとってナスだのかぼちゃだのを入れるのは、
かなりの冒険だったんだ。
そしてそのとき、母はおそらく、
ぱあぁぁぁぁぁってなったんだ。
カレーの可能性の扉が開いたんだ。
そしておそらく、カレーの懐の広さに気づいて、
「カレーってなんでもイケる」という結論を導き出してしまった。
その結論はやや早計だったと思うのだが、
母は、その可能性を御霊供膳で試したのだ。
「お肉がなかったから油揚げ入れたの。」
その発想はわかる。
たぶん大丈夫だとは思う。
まぁ、カレー懐深いしな。
お麩が入ってて驚いたわ。
しかもかなりでかいまま。
現実化は万象くり合せて表現されるけど、
いったい自分の何の意図がこうなったのだろうと、
しばし無言で考えちゃったよね・・・。
わかった…。
このゲームのくだらなさが、
サイコーにツボって思ったからだ…。
fail run よかったらやってみてー。
どんな現実化も自己責任でね。
