これは本当に、ことあるごとに自分に言い聞かせていることだ。

相手に対して思い入れがあると、
つい何かを期待したり、
いらんことを言ってしまったり。

それでも、それでいいのだ。


自分がその相手に何を期待したのか、
それがわかれば御の字だ。


期待は憧れも生むし、
落胆も生む。


それでいいのだ。



イザナギだって、腐ったイザナミに落胆したくらいだ。

それどころか、怖いと言って逃げたけど、
それでいいのだ。



魂がいかにすべてを、
余すところなく全てをよしとしているのを知っている。

あってはならないものは、そもそも存在していないことを知っている。

そのすべてが、自分の意識だということを知っていて、
そのどんな自分をも、とうに許しているのを知っている。


景色がどう移り変ろうが、
何があろうが、
「思う」こと以外何もしていないと知る。


「思う」、ただそれだけのことで、
これだけの世界が構築されていることに驚く。



期待してもいいし、しなくてもいい。



その上で私はしない方を選ぼうと思う。

それでも期待したら、それはそれでよしだ。