っていう電話があったんですよ。


え?え?どちらにおかけですか?


実は私は間違い電話を受ける名人なのだ。
なぜかどこかしらの施設とか、保育園とか、
そんな電話番号と似ているらしく、
突拍子も無い電話を受けることが多い。
そして相手は年配の方が圧倒的に多い。
一度は消息不明の息子の携帯番号が同じだったらしく、
「あんた〇〇の女かね。〇〇出してちょうだい」
なんてのもあった。

だいたいは微笑ましい
「あらごめんなさい」で終わるのだが。


そのおばあちゃんは、はっきりした口調でそう言うのだ。

「泊まりに来てくださいよ。5000円あげますから。
 〇〇の山の一番上です。お願いします。」

「え?あの、電話番号をお間違えじゃないかと。
 私キシダって言います。」

「耳が遠くてきこえないんだけど、
 お願いしますよ。泊まりに来てください。」

「えっと。



 行くのはかまわないんだけど、
 おうちがわかりません。」


「お願いします。ひとりなんです。泊まりにきてください。」




ピラミッドが来た途端のこれはなに。



なんだかそのおばあちゃんに会わないといけない気がするけど、
なにせおうちがわかりません。

そしておばあちゃんは、ほとんどこちらの声が聞き取れません。


まいったな、と思っていると、最後にもう一度、

「泊まりにきてください、お願いします。」


そう言って電話を切ってしまった。。。。



どこの地区かはわかるので、
明日にでも役場に行って、話だけでもしてこようと思います。





さて、どうなるかな!?