復帰して最初のご依頼は、ちょっと変わったものでした。
個人出版の類になると思う。
すでに2冊出されていて、
それを挿絵を入れるなどして纏めるって感じかな。

いきなりの長丁場もの。

古いお付き合いのデザイン会社の社長から、
はてさてどうしたものかな感じで電話があったのだけど、
実のところ、私としては、

ちょうどいいのがきたーーーーーーって感じ。

物語なので、読み物と絵本の中間くらいになると思う。

これ、うまいこと纏めるとけっこうかわいい本になりそう。

平安時代の話なので、
ああ、きっと赤羽末吉画伯(大大大好き)みたいな感じで、
できれば特色印刷なんかにできたら素敵。
そうそう、学生のとき、そういう本つくってみたいと思ってた。

(赤羽画伯の有名な絵本は「スーホの白いうま」。もうすごい好き。
「ほしになったりゅうのきば」なんか大好きすぎてつらい。)

しゅっとしたスミの線で、差し色はせいぜい2〜3色にして、
わざと版ずれっぽくしたりしたら、かわいいだろうなぁ。
文章だけのページも、ちょっと装飾いれるといいだろうなぁ。

話がちょっと浮世離れしてるとこも、
絵本みたいにすると、かえっていいと思われる。






これはこれでぜんぜんやるけどケンちゃん、私今金欠なんだわね。

ーやったぶんで前倒しで渡してもいいよ。

とっぱらいの仕事ない?画像処理だけみたいなんとか。

ーえー、そんなのまでやる?

やるやる。借金返さないとなんだよ。

ーおっけー。じゃ、あったらお願いするよ。



しばらくはがつがつしよかなと思います。