昨日のブログを書いた後、
なんとはなしに、つらつら考えていて、



「はっ、、、、もしや、、、」



と思ったことがあった。

その夜、息子とえらく話し込んで、
そしてその時に、その「もしや」が、
ほぼほぼ確信に変わった。






母は、アスペルガー症候群なのではないか?






そう考えると、腑に落ちる事だらけ。

ああ、そうか、だとすれば納得できる。




本人は決して肯定しないだろうけど。


中学の頃、台風並みの大雨が降ったことがあって、
さすがに送っていってほしいと言ったが、
学校の決まりだからと自転車で登校したことがある。
カッパを着ていったが、下着までずぶぬれで、
ナップサックの中も鞄の中もびしょぬれで、
友達に体操着を借りて、遅刻の罰として廊下に座らされた。


私はずいぶん理不尽に感じていた。


学校中で、その日自転車通学したのは、我が家だけだったのだ。
どの親も、あの大雨の中、我が子を自転車でやることはできなかった。
その日の送り迎えは、先生も黙認していたくらいのものだった。

ちょっとまてよ、と。
子供の健康よりも、学校の規則は大事なのか、と。

その時、なぜ?と問うたところ、母は「学校の決まりだから」と答えた。


そして兄の卒業式の時、その日の自転車登校が我が家だけだったのを聞いた母は、
むしろとても誇らしげだった。



アスペルガーの傾向のひとつに、
「ルールを守りたがる」というのがある。


逆に高校ではそんな規則はなかったので、
遅刻しそうになると、よく送ってくれた。


私の息子が不登校になった時、許せなかったのはそのせいか。
あの時母はどうにも納得できず、息子が再登校するまでの1年半を怒り続けた。
息子の不登校を気に病んで、自殺したいとのたもうた。
摂食障害、味覚障害を併発した。


友達が少ない。 というか、いない。
これもアスペルガーのコミュニケーション力不足によるもののひとつ。
知り合いに毛が生えた程度が少しだけ。

商売をしていたので、店を留守にすることができず、
授業参観に出て、他の母親たちにお茶に誘われても行けなかった、と言っていた。
だから友達ができなかったのだ、と。

よく考えてみれば、そんな事を言ったら商売屋の奥さんはみんな友達がいないことになる。




「ルールは守るべき」なぜなら「ルールだから」。




「それ、今なら分かるわ、オレ。」

と言ったのは、アスペルガーを自覚している息子だ。
子を持つ親として、母親としてしか見ていなかったので、
「理不尽だ」という思いと「なぜ」を繰り返してきたが、
答えはこんなにも簡単だったということだ。





「なぜならアスペルガーだから」




30年以上の問いかけに、納得できる答えの出た記念すべき昨日。

おめでとう。






ちゃんちゃん。