たまにお客さんに聞かれます。

私も最初そう思いました。


私の働いている温室の名称は「ハーツガーデン」。

たくさんのフクシアが釣り鉢からこぼれおちるように咲き乱れ、
ところどころに、ベンチやパーゴラ、木製のブランコが置かれ、
片隅で苗の販売もやっているけど、
その販売も積極的でなく、時期によっては売店そのものがない時さえある。

別棟の4連の温室には、ちょっといい気分にさせてくれる色鮮やかなブーゲンビレア。

が、植えてあるだけ。

入場料があるわけでもない。

フクシアやブーゲンビリアの研究施設でもない。



「ここは何ですか?」



ここは、「えびせんべいの里」の休憩所です。
えびせんべいを買いに来てくれたお客さんたちに、
きれいな花を見てもらって、なごんで頂くのが目的の施設です。

でも「私も育ててみたいわぁ」というお客さんのために、
いくらか苗もご用意させていただいています。
なので価格もおさえめです。


保育園帰りの子供連れのママさんたちが、
おしゃべりのために立ち寄ったり、
おばさまたちが、お茶会したりもしてます。
苗を求めるリピーターさんも多くみえます。
花を楽しみに必ず寄ってくださる方もみえます。

販売を目的にしたものではないので、
なんというか、ピリピリガツガツした感じが皆無です。

里の方で、コーヒーなどの飲み物を無料提供しているのの延長です。



「ここは社長の趣味?」

そう聞かれたことがありますが、
社長も会長も特に花に興味があるという方ではありません。

お客さんたちに、なにか提供できるサービスはないかと考えた結果でした。


あえて言うなら、温室の横に接地してある水槽の金魚は、
ちょっと会長の趣味が入ってるかもしれません。



というか、入ってますね。
会長は金魚が大好きです♡



あ、メダカもね♡