今朝CPI(Consumer Product Index)が発表されました。予想では0.3%アップでしたが、実数は0.4%でした。 アメリカ経済は好調ですので消費者物価指数は

上昇続けています。 政策金利をカットするためには雇用数が減り、消費者物価指数も下がり景気が落ち込まないとダメですね。 6月には金利カットされると期待されて

居ましたが、更に先送りされると判断できます。 それで株式市場は売りが大勢を占めました。明日も経済指数が発表されますが同じくインフレを下げる材料になることはないでしょう。一応、悪い材料が出尽くせば考え方も修正されますので株価は上昇機運に戻ると期待したいですね。

 

ラスベガスでは昨年11月に開催されたF1レース・イヴェントが史上最大の経済効果だったと火曜日に発表されました。金額にして$1.5Billion (約2300億円)。2番目に大きなイベントとなったのは今年2月にあったSuper Bowl 58で$1.0Billion (約1527億円)です。

 

ラスベガス訪問者数の記録は2016年でしたが、 2020年、2021年、2022年のコロナ・パンダミックから徐々に回復しております。 しかし、2023年訪問者の消費支出は史上最高を更新しています。その金額は$51.5Billion (約7兆8620億円)でした。一人当たり1旅行で平均$1,261(約192,504円)消費しています。インフレ物価高にもかかわらず多くの訪問者はラスベガスでしか出来ない体験を買っているのです。 

 

ビジネス関連のコンベンション訪問者は600万人おりました。 彼等は一般旅行者より多くお金を使います。

 

ラスベガスの旅行産業は他の都市と比べて重要です。 他の都市は多くの産業が分散されていますがラスベガスはエンターテイメントとスポーツによる旅行産業が主力です。 

 

旅行者がパンダミック以前を超える消費をしていることから判断して消費者物価指数が上昇するのも当然で、インフレは収まる気配がありません。現状をノーマルと考えて全ての軌道修正をするようになるでしょう。 だから株式市場が一時的に暴落してもガス抜きして次のモメンタムに入るタイミングを待ちたいですね。 来週月曜日にも方向性が定まるかもしれません。そう期待しましょう。