バイデン大統領が就任以来最大に努力してきた”リチュームサプライチェーンをアメリカ本土に”が遂に実をつけてきた。

 

米中関係が最悪だが、中国はリチューム生産で圧倒的な視野を占めている。 もう売りませんよと言われるとアメリカの多くの基幹産業にとっても、アメリカの安全保障にも関わる大問題になる。

 

バイデン政権としては化石燃料から放出されるCO2を減らさないと天候異変が悪化するばかりですので人間が月や火星に脱出できるまでに住みよい地球を維持していかなければならないことを十分承知しています。

 

昨日、Lithium Americas社に条件付きで

$2.26 Billion (3400億円)のローンを認めました。

 

Lithium Americasはリチューム埋蔵地区の部族と2年間にわたり訴訟問題がありましたが、それは昨年12月に解決しています。

 

会社はネバダ州のハンボルト・カウンティ―にあるThacker Pass(サッカー峠)でリチュームプロジェクトをすすめています。

既に現場周辺の整理も整い、ウォーターサプライシステムも完備、現場への道路や

インフラも整いました。

 

アメリカ エネルギー局から支給される$2.26Billionは工場建設に使われます。

 

フェーズワンのトータルコストは$2.93Billion(4400億円)かかります。建設作業員を組合に所属した人を雇う条件になったり、アップデートされた用具を使ったり、建設作業員の宿舎造りもしなければなりません。 足りない分はジェネラル・モータースが$650 Million (970億円)条件付きで出資することを1月に承認しています。

 

アメリカ政府とジェネラル・モータースが

バックアップするのですから大変重要なプロジェクトであることが理解できます。

 

メカニックの完成は2017年を目標にしています。リチューム生産開始は2028年になります。

 

生産開始まで待つまでもなくプロジェクトが順調に予定通りに進めば、その過程でLACの株価は上昇するものです。 本日の最安値は$6,09で最高値は$6.76

でした。ニュースが伝播されるに従って上昇機運に乗ると期待しています。

 

リチュームはどこにでもありますが、それを採掘して、工場で生産するまでの手続きや費用が大変ですので どこの国も中国に任せきりでした。 今はナショナルセキュリティー上、リチュームは大変な武器になりうるのです。 United Steelの日本製鉄の買収をバイデン政権が拒否しましたね。

日本はアメリカの友好国ですが、 United Steelの経営権はアメリカでなければなりません。アメリカの製鉄会社で一番はNucor CorporationですからNUEの株を買ってはどうでしょう?

 

2週連続ナスダックの株が下がりました。特にテック関連株がほとんど大きく下げましたね。

 

来週18日から21日までNvdia Tech Conferenceがありますね。 当然AI関連の新しいニュースが続出するでしょう。それにより、再びAI関連株は元気になるかもしれません。20日、21日には連邦準委員会(FRB)の会議がります。 金利保留となること間違いありません。 5会議連続保留となれば金利下げを急いでないことが分ります。インフレ傾向が続く中、雇用が大幅に悪くならない限り、金利下げる必要ないと

思います。金利下げて喜ぶのは中国です。

金利下げれば設備投資が増えてインフレ傾向が強まります。 消費は増えていますので金利カットはできるだけ遅くして下さい.