昨日、テレビ番組で、優生保護法によって、子どもを作れないように手術をしたひと

 

強制的にされた人達のドキュメンタリーをやっていた

 

衝撃でした

 

戦前のことという感覚でいたけれど、それは間違いで、戦後の日本の復興期の人口問題について

 

男中心社会の日本が、打ち出した打開策が優生保護法なんてものだったのを知った

 

戦後の兵隊の帰還者とベビーブームで日本の人口が増えて、食料が少ない問題がおきて

 

人口が増えるのをセーブしなければならないと考えて、

 

日本の国の男の政治家たち、政府の男たちが考えた政策、

 

全開一致で反対者一人もいないで、可決された法律とのことでした

 

法律ができてからは、人権意識の低い自分の頭でもの事の良し悪しを考えることが不得意な

 

ひと達によって、運用され動いてしまったのだなと思いました

 

親から手術をうけさせられたひと

 

やんちゃをしていて、警察が逮捕して精神病院で分裂病の診断を受けさせられて、強制的に手術をされたひと

 

夫妻で、話し合って、こどもをつくらない方法として、選択して手術をしたひと

 

障害者施設で否応なく手術をうけさせられたひと

 

この優生学に基づいた、劣等な遺伝子を残してはいけない、劣等な日本人が生まれると日本が弱ってゆきいずれ滅んでしまう

 

みたいな、被害妄想的な脅迫感念が、日本の男社会には敗戦、戦後から、社会不安なのか

 

充満していた?

 

しかも優生保護法は、1996年まで48年間もあり続けていたのを初めて知りました

 

まるで、SF小説の世界のようだと感じました

 

法律の元の平等って、その法律自体が狂ったものでは、「平等」の目的をなすのではなく

 

不平等を目的として、なしていこうとすることになる

 

この法律をつくったひと、人たちは、責任を取ったのでしょうか?

 

知らん顔して、逃げたのでしょうか?

 

当時の厚生労働省にアンケートをして、それら職員に、優生保護法について、疑念があったという元職員もいたことが分かり

 

しかし、国民から大きな反対の声が上がっていなかったから、そのまま実行していたという、

 

国民という他者へのなすりつけ?みたいな言い逃れのようなことをいっていたのだと感じました

 

日本国民の人権に関する全体的な人権の低さ

 

国は国民のそうなるように人権教育をしないでおいて、

 

人権を知れば、国に対して反対運動が起きて大きくなるからでしょう

 

国民が裁判をあちらこちらでやり始めるまで、人権侵害を分かっていてもやり続けるということでしょう

 

石綿、アスベストを日本の男ばっかり社会は、被害者の裁判が日本国中で勃発するまで、ほったらかしにしていましたよね

 

厚生労働省の、国民の健康を預かる政府機関が、日本国民が被害に遭わないように、知識や調査をして、危険なものは率先して、早くから規制をかけていくのが

 

職務だと思います。

 

それを、次々とやっていない問題の連続だと思いますが、

 

この厚生労働省の元職員か今の職員なのかは、国民が優生保護法の去勢、避妊手術について、反対の声を上げないから

 

なにもしなかったと、責任を小さな声しか上げられなかった国民側になすりつけているように感じました

 

厚生労働省が機能不全なのを棚に上げているように思えます

 

 

 

1972年に優生保護法改悪、女性の堕胎を経済的な理由ではさせないという法案が国会に提出されたとき、

 

日本のフェミニストたちは怒りました。

 

戦争中、産めよ増やせよで、明治からは、堕胎は犯罪として取り締まりをしていた、男中心社会の日本政府は、兵士を増やしたいためが理由

 

戦後は、人口が増えすぎるのを懸念して、堕胎を認める政策に転換して、人口を減らそうとしたのが理由

 

その後、人口が減りすぎるのを防ぐため、経済的に困窮している女性の堕胎を犯罪扱にしてさせないようにしようと

 

女性の子どもを産む、産まないの選択権を、日本の男中心社会の男側が、口出しして好きなように、女性の身体で起きる変化を身体に変化の起きない側の

 

男性側が女性の権利のコントロールをしようとすることに、怒りを持ったということでした

 

このフェミニスト運動の中心人物の女性に番組はインタビューをしていました

 

そして、当時の反対運動の映像を流れましたが、

 

日本の女性も、反対運動で、鎮圧しようとする男社会の代表みたいな警察とぶつかって、足を引っ張られて、持ち上げられて連れていかれたり、

 

フェミニストの女性たちが、体当たりで抵抗している様子がみられました

 

男の警察に殴られているなどの暴力行為は写ってはいませんでしたが、

 

どうなんでしょう?男の警察官の反対運動している女性への暴力行為はあったのでしょうか?気になります

 

イギリスの、女性の人権運動家たちは、反対運動を鎮圧して逮捕する際に、警棒で女性たちをボカボカ殴っていましたので、

 

写してないだけで、腕力の暴力行為はあったのかどうか、気になります。

 

女性に手をあげる、男は最低だと思います

 

男性が男性に手をあげる暴力以上に、女性への暴力は、最悪な人間性のように思っています。

 

日本の女性も、ロシアのウクライナ兵士を逃れようと逃げ惑う男の若者が、警察に強制的に連れていかれる際の抵抗のように

 

積極的な激しい抵抗をしていたのを知り、今の弱々しい、人権意識が低くて、自己主張しない女性の権利取られ放題のまま放置しているような

日本の女性、日本の女性は駄目だと思っていましたが、

 

べつに、日本の女性が遺伝子的に無抵抗で、非抵抗な体質というわけじゃなかったのかと思って、見直した気分でした

 

日本の女性もやればできるんじゃないかと思いました

 

その運動の甲斐があって、経済的理由での堕胎を犯罪にする法案は通りませんでした

 

しかし、未だに、相手の男の承諾がない堕胎は犯罪扱いにされています

 

男中心社会が行われていると思います

 

男中心社会の女性の出産能力の乗っ取り、男性には出産能力がないので、女性の出産能力を男の既得権益にする動きだと思います

 

女性が重要な決定の場にいないと、こういう女性に不利なことを男の都合で勝手に決められてしまう

いい例でしょう

 

男性には出産能力は潜在的にありません、女性にお願いして、子どもを産んでもらうしかありません

 

お願いする立場なのが、当然だと思います

 

女性の個別的に産める産めないは別として、潜在的に出産能力を持っていますから、

 

命を産まれるその能力を、人間を選別して、奪ってしまう人権侵害を行う法律をつくって

 

長い期間継続してしまった日本人、

 

集団主義の日本人、法律ときまれば、良いのか悪いのかを考えず職務だとか言って実行してしまえる怖い日本人なんだと思います

 

これだから、日本人は戦争に日本政府側の日本人が、国民側の日本人を駆り立てて、むかっていって、大変な大惨事となったのだと思います

 

自分は、完全に内向型の性格なので、周りがなにをしているかで、同じように動くとは限らないので、

 

考えもなく、自分の頭で判断していかない日本人の周りの流れのまま行動してしまう集団主義の長いモノに巻かれられる日本人の感覚が全く分からない状態でいます

 

外向的な性格の集団主義の日本人のとは、相対しているのだと思います

 

被害に遭ったひとも、周りの親とか、学校の先生とか、身内とかの言葉や説得に従ってしまったという状況のひともいました

 

自分で決めたから、自分で選んだからと、選ばされたのか、決めさせられたのかもあるかも知れませんが。

 

日本社会の集団から来る同調圧力は、優生保護法の不妊手術の強要だけの話ではないと思います

 

日本社会のいろんな日本人達が、口々に、同じ行動をとらせようと、同調圧力性格で圧力をかけてきて、クモの巣が絡まってくるように

 

いやらしく、邪魔くさい、ことがよく起こる日本人の社会だと思います

 

同調圧力のその元の部分には、集団主義の元、個人の人権を度外視して、個人の選択権があることを見えなくさせる

人権の侵害があるのか、アンテナを立てて、基本的に目を光らせています。

 

優性保護法で遺伝的に劣等とラベリングされた人々が声を上げて立ち上がって闘ったことは

 

粘り強く勇気を持って、劣等じゃないことになっている健常者という事になっている日本政府側に勝ったことは、

 

日本の人権意識の向上にとても貢献する行いだと思います。

 

人権の向上は様々なところにその恩恵をもたらすことになると思います。