皆さん、チックの状況をどのように判断していますか?

投薬にしても、栄養療法にしても、何らかの治療をしている場合、チックの状況を日々記録することで、効果を確認することができます。

 

うちでは最大を10として毎日症状を記録していますが、音声チックはスコアが高くなりがちで、運動チックは低くなる傾向があります。

 

どうしても期待や主観が入ってしまうんですよね・・・汗

 

そこで「YGTSS」の登場です。

Yale Global Tic Severity Scale」・・・チック重症度の尺度

 

チック・トゥレットの研究や論文などを見ると、このYGTSSという尺度で効果を表していることが多いです。被験者に実験前のスコアを記録してもらい、中間にもスコア記録、実験終了後にもスコアを記録して状態の推移が図られます。

 

▼英語版しかなかったので、翻訳してみました。宜しければ印刷してお使い下さい。

チック重症度(日本語版)

 

原文(英語版)はこちらです

 

運動と音声をそれぞれ記録していき、その合計で重症度を判断します。

運動25、音声25で最大50です。

 

どうしても音声チックが出ると「悪化した」と思いがちですが、実は重症度で見ると「種類が変わった」だけで、悪化はしていないということもあると思います。

 

正確に判断するためにも、ぜひYGTSSで計測してみましょう。

 

ちなみに・・・。脳に電極を埋め込むDBSを実施する1つの指標として、ある病院ではYGTSSが35以上であることというのがあります。ですので、35以上であれば重症度が高め、ということになるのでしょうか。

 

YGTSSは薬の評価にも使われており、リスペリドン、リスパダールのYGTSS平均改善率は29%とされています。

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ちなみに↓の記事の最後に紹介しているマグネシウムとビタミンBでの研究で書いてるチックスコアというのは、YGTSSの事で、被験者30人(だったかな?)のYGTSSの平均スコアが、26.7から12.9に下がったとされています。

 

改善率で言うと50%以上となりますが、サンプル数がちょっと少ないですね。