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佐渡裕指揮 「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサート(東京国際...

佐渡裕指揮 「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサート(東京国際フォーラム ホールA) 恩師バーン・スタインに捧ぐ、佐渡裕の「ウエスト・サイド物語」、「ウエスト・サイド 物語シネマティック・フルオーケストラ・コンサート」は、舞台上の大スクリーンで映画全編を上映し、目の前で東京フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラの生演奏を合わせるシンクロライブ。 当然「ウエストサイドストーリー」のマルチなど残ってるはずもなく、ミックスされた音の塊の中から恐らくオケだけを逆位相の波形で抜き、クリック音と映像を頼りにフルオーケストラを従え寸分違わず再演するという途方も無い作業、しかも譜面も残ってないだろうから採譜しながら全編を再構築したんだろう。完璧過ぎるからこそ見た目では全くわからない気の遠くなるような緻密な作業。会場では台詞ほかの音にフルオーケストラの生演奏がミックスされ、オーケストラが背負う大画面に映画が映し出される。クライマックスになればなるほど、ストーリーに引き込まれ、あまりの音の再現性の完璧さゆえ、全くシネオケということを忘れてしまい、ストーリーに没入し、ただのホールで行われる映画館と化してしまうという皮肉な矛盾。音を再現するというスリリングな作業を忘れてしまうほど完璧な技に時折寝落ちしてしまいました。ほんますんません!! ジョージ・チャキリスはやはりカッコイイな!やっぱいつ見ても気分はシャーク団。ベルナルド(ジョージ・チャキリス)は赤いスイングトップを着てジェームズディーンを彷彿とさせる。マリアの彼氏のトニーはエルビスだ。東京国際フォーラムの会場はクラシック好きな紳士淑女や品の良い老夫婦が鑑賞してるんだけど、ネタはギャングの話ってのが個人的にはシュールでツボでした。「ウエストサイドストーリー」はギャング映画の基本。マイケルの「Beat It」のMVもオマージュだし。最初に映画を観たのは小学校低学年だと思うけど、メロディーを口ずさみながら指を鳴らして歩く真似してたし、キッズにも刺さる普遍性は流石ですね〜。やっぱ音楽が良いんだろーな!なにせ今日は「マリア」をフルオケで聴けて良かった。

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