Ken Yokoyama がテレビに出た!!
KenYokoyama最高だな!
泣ける!
闘ってる!
1995年頃「TK MUSIC CLAMP」という番組でハイスタ出演をレコード会社の担当の方と画策し、なんとか出てもらおうと、オールハンディカメラで撮りますとか、照明暗くしてライブハウスと違和感ないようにしますとか、客を入れましょうとか、いろんな提案をしたけど、最終的に断られた。本人まで話は言ってないかも知れない。
でも、あれはあの時の彼らの答えだったんだろう。
その後、スペシャのミュージックアワードのパーティー会場で面識のなかったKenさんを呼び止め、
「みんな待ってるからテレビに出て下さい。そうすればいろんなバンドが出やすくなる。我々スタッフもロックが好きなんです。テレビは決して悪者じゃない。」
というようなことを言った。
その時、Kenさんは凄く構えられて、
「ありがとうございます。お気持ちはとても嬉しく思います。だけど、その話をすると朝までかかるのでまたの機会に話しましょう。」
と言って立ち去った。
それもあの時のKenさんの答えだったんだろう。
テレビの人間だから思うのかも知れないけれど、ロックアーティストにはお茶の間で闘ってほしい、と思う。
お茶の間で、子供にもおじいちゃんおばあちゃんにも知られて、
この人って本当にバカよね~って言われて安心して観られてるロックンローラーが
本物のロックスター、スーパースターだと思う。
アンダーグラウンドヒーローで居続けることも悪くないし、
地下に篭って好きな音を作り続けて理解してくれるファンとだけ濃密なコミニュケーションを続けていくのも良いと思う。
だけど、ロックの為にメジャーと落とし前をつけていくロックンローラーが一人でも増えて欲しい。そんな人で溢れると鬱陶しいけど、少しは増えて欲しい。
そうしないとシーンは広がらないし、未来を背負う子供たちに伝わらない。
自分のロックに自信があれば出来るはず。多分どこでやってもキメれるはず。
思うに忌野清志郎さんはテレビで売れた。
ブルーハーツもBOOWYもX JAPANもそう。
もっと言うならビートルズだってローリング・ストーンズだってそうだ。
あ、BOOWYは違うのかな…。
GLAYは大好きなBOOWYがテレビに出なくて北海道でとても寂しく思っていたから自分たちはファンの為に身を粉にしてテレビに出てるんです、と言ってて、この人たち本当に良い人だな、と思った記憶がある。
逆に当時テレビに出なかったと言っても2000年の宇多田ヒカルやドラゴンアッシュはテレビで売れたんだと思う。何故なら音楽番組にはチャートコーナーがあり、そこには毎週ミュージックビデオが露出されていたから。
変な汗かくし一番嫌だけど一番影響力のあるとこでケジメをつけること、それは表現者としてとても大事なことだと思う。
逃げてる訳じゃないだろうけど、僕はテレビの人間だから、全ての環境が整っていてスケジュールも大丈夫なのにテレビだからというだけで、ロックバンドに出演オファーを断られると、このバンド弱いな、と思ってしまう。
ロックバンドはどこでやってもカッコいいはずだ。