vodkacollins「chemical reaction」
どっか消えちまったvodkacollinsの「chemical reaction」をAmazonで再購入した翌日、愛犬花ちゃんが奇跡的に部屋の中で見つけてくれた。
とゆー訳で、ここんとこ朝から晩までvodka collinsを聴いてる訳なんだけど、今朝Amazonから再購入したCDが届き、DJでもないのに2枚持ちになってしまった。まぁよくあることだ。London allingなんて一体何枚あるのかわかりゃしない。
改めてクレジットをみていると、 A&Rが渋谷系の立役者Trattoria RecordsのKEI SAKURAGI(櫻木景)だということは当然知っていたが、ディレクターが、なんと万力のドラマーアラジンことYasunobu Arakawaだったことに今更ながら驚いた。当時、櫻木さんの元でディレクターやってたから考えてみりゃ不思議はないんだけど…。
アラジンいい仕事してんじゃん!!
いい音にまとめてくれて、いちファンとしてマジ感謝!
Phish Headsもいいけど、人生をPhishに捧げるだけじゃなく、ディレクターもまたやったらどうだい?
Helen Merrillの息子として'51にニューヨークに産まれたミュージカル・サラブレッドAlan Merrillが日本に渡り、アイドルやったりバラエティー番組に出たりしながら、ロックンローラーとしての夢を諦めず、数々のセッションを経て、'72に元テンプターズの大口ヒロシと共にvodka collinsを結成。'73に名盤「Tokyo-New York」をリリース。
当時の日本には、キャロル、サディスティックミカバンド、ファニーカンパニーなど世界標準でカッコイイロックンロールバンドがひしめき合っていた。想像しただけで絶頂。彼らが集うロックフェスがあったら空までダイブしちゃうよ。Kiss the sky!
vodka collinsでは、「Automatic Pilot」などの素晴らしい楽曲を残すが、僅か数年の活動でアランはロンドンに渡る。
ロンドンに渡ったアランはArrowsを結成し、後にJoan Jett & The Blackheartsにカバーされ、爆発的ヒットとなった「I Love ROCK'N'ROLL」を残す。
New York-Tokyo-Londonを股にかけたロックンローラーAlan。ロックンローラーとしての成熟期にTokyoにいたAlanが世界的なロックンロール・ナンバーを残したことはいちジャパニーズとしてとても嬉しい。そこには日本の空気やムードが詰まってるはずだ。
僅か数年の活動で歴史の中に埋れてしまいそうだったvodka collinsをセルフカバーアルバムという形でメンバーと櫻木さんが蘇らせてくれたことにいちファンとして感謝。しかもアラジンがディレクターだったとは!!
みんなに聴いて欲しいロックなアルバムです。