BLACK LIST 015-ROCK FOR JAPAN-10.9フジテレビNEXTでオンエア
2011.08.21
BLACK LIST 015-ROCK FOR JAPAN-
（The Birthday×BRAHMAN）＠Zepp Tokyo。
BLACK LITS born 2000。ありえない刺激的なラインナップをコンセプトに2000年に生まれたイベント。今回で15回目を迎える（13回目は欠番なので実際は14回目）。Zepp Tokyoをホームに隔月でやり、「010」は今はなき東京ベイNKホールで開催。「BLACK LIST 010-BLACK LIST meets WOLF REVOLUTION-」。ミッシェル、ハイロウズ、ギターウルフ、キングブラザーズ、前座のくず、フロアセンターにはリングが組まれ、魔裟斗の試合。凄かった。ある意味、ここで一度大団円を迎えた。そんなことから「010」以降は不定期開催。今回も2006年の「014」から5年ぶりの開催だ。不定期にしたのは、「BLACK LIST」という名に相応しいバンドなんてそうそういないし、イベントの意味を変えてまで定期的にやりたくはなかったから。意味がある時にやりたいと思ったから。ロックは宿題みたいにやっちゃいけない。燃えたぎる熱い思いが沸沸と湧き上がったときにバンドに気持ちをぶつけ企画したいと思う。「3.11」以降、何かしたくて、でも何もできなくて、もちろん個人レベルでできることはやっていたけれど、「ROCK」からも何かアクションを興したいと強烈に思った。今ロックにできること！一生懸命考えてでてきた答は、ロックイベントをやって、その収益金全額を義援金として被災地へ寄付するという極めて単純なこと。こればっかりはバンドの協力なくしてはできない。そのままの想いをThe BirthdayとBRAHMANに伝えた。彼らは「そういう趣旨なら」と本当に二つ返事で快諾してくれた。この話に全面的に賛同してくれたThe Birthday、BRAHMAN、坂田かよ、スタッフ、そして、当日盛り上げてくれたオーディエンスに心から感謝している。The Birthday とBRAHMAN初の2マンライブ。まずはBRAHMAN。「3.11」以降、MCをするようになったTOSHI-LOW。１曲目「Far From...」後の最初のMC、「俺たちはロックという音楽にずいぶん助けられてきた。ロックの名の下で何か貢献ができるんだったら喜んでこの身捧げます。明日世界が終わったとしても・・・喜んで。BRAHMAN始めます！」。この瞬間、涙が溢れた。同じ想い、言いたいことはそういうことだ。そして、The Birthday、この日のチバは見慣れないサイケな柄シャツにグラサン、しかもシャツはイン！「Red Eye」では、The Birthdayでスタンドマイクで歌うチバを初めて観た。新ギタリストのフジイケンジ加入以降の曲が多かったせいもあるかも知れないが、以前より「バンド」っぽくなった気がした。キュウちゃんのドラムもこの日はいつにも増していい音してた。結局、予想通りチバは「ROCK FOR JAPAN」的なフレーズは全く言わなかった。でもそれがThe Birthday。表現の仕方は違えど、それぞれのバンドがそれぞれの想いをそれぞれのやり方でぶつける。そんな彼らを観ながら自分のやり方でできることをすればいいんだ、と改めて思った。この日は出演者、スタッフで打上げ。結局、朝まで飲み明かした。パンク、ガレージ、ロカビリーとかけまくったDJがかけた最後の曲は泉谷しげる「春夏秋冬」。「春を眺める余裕もなく 夏を乗り切る力もなく 秋の枯葉に身をつつみ 冬に骨身をさらけ出す」。歌詞が胸に刺さる。夏が終わり、秋を迎え、枯葉が舞い、寒い寒い冬がやってくる。あれ以来はじめての厳しい冬が･･･。「今日ですべてが終わるさ 今日ですべてが変わる 今日ですべてがむくわれる 今日ですべてが始まるさ」。早く彼らの苦しみが終わって欲しい。一分一秒でも早く！あの町が少しでも早く元気を取り戻して欲しい。そして、そこからまたはじめよう！変わらぬ支援を！最大限の愛を！Don’t forget 3.11！Remember 3.11！ロックにヨ★ロ★シ★ク！YOU-DIE!!!
10月9日（日）24:00～26:00 フジテレビNEXTにてON AIR！！！