ムッシュかまやつ、カントリーを唄う。 | YOU-DIE!!!オフィシャルブログ「BOOBEE」Powered by Ameba

ムッシュかまやつ、カントリーを唄う。


YOU-DIE!!!オフィシャルブログ「BOOBEE」Powered by Ameba

下丸子の大田区民センターでムッシュかまやつとラストショウのライブ を観た

ムッシュは「あの時きみは若かった」と「ノーノーボーイ」の2曲をソロで披露

「ノーノーボーイ」はガツガツミュートカッティングでリズム刻んで
以前の倍くらいのスピードでほとんどパンク・ヴァージョンだった。
想いがありすぎて突っ込むあの感じはほとんどギター覚えたての少年
古希を迎えたとは思えないヤンチャぶりだ

スタインバーガーで弾き語りするロッカーなんて世界中探してもムッシュくらいだろう
そのカジュアルさが最高に素敵だ

2曲やった後は坂崎幸之助が助っ人に入り、「ゴロワーズ」や「バンバン」など
往年のヒットナンバーを披露。「ゴロワーズ」は本当にいい曲だ。
歌詞がお洒落すぎる。男として生まれたからにはあの歌のように生きたいものだ。
あの曲歌ってみるとわかるけど実は唄がめっちゃ難しい。
ムッシュにしか歌えない曲。

坂崎さんのギターもいつになくラフで良かった。
ムッシュとやるのに気負ったら負けだ。
フラッとやって来てフラッとやってフラッと去っていくのがいい。

最後はラストショウを迎えてカントリーセッション
のっけからギターをとちったり、「あれ?次の曲なんだっけ?」とか
「キーはDですよね?」とかほとんど公開リハ状態
でもムッシュがやると全然嫌味じゃない。
ムッシュの一言一言に空気が和み、
会場全体にナチャラルなヴァイブスが染み渡る。

ムッシュは空気つくりの天才だ

ひとたび演奏が始まると徳武さんはじめ名うてのセッションマン揃いの
ラストショウだけに演奏には寸分の隙もない。
徳武さんのギター最高、ハンサムな息子さんと親子共演。

ムッシュも久々のカントリーなので水を得た魚のように歌いまくる。
スティール・ギターの音色にムッシュのヨーデル唄方が絡みつく。
十代の頃に身体に染み付いた音楽は空気のように
まるで息を吸うように自然にできてしまうのだろう。

インスト・ナンバーではやることないムッシュは
「マーク・ノップラーに影響を受けた」というスタインバーガーを
ジャ~ンと掻き鳴らし、アームをビヨヨンとやってる。
新しい遊びを発見した子供のようにしばらくビヨヨ~ンを繰り返している
後でその話をしたら
「インストでは僕やることないんですよ、みんな上手くて」と言っていた。

カントリーは本当にカッコイイ
どっかにイカシタ若いカントリーバンドいねえかな?

「カントリーロード」とかは別にどうでもいいんだけど
「ジャンバラヤ」とか超ヤバイ。
ハンク・ウイリアムスは超クールだ。
ムッシュアメリカ横断特番のナッシュビル、
ムッシュと共演したハンク・ウイリアムス三世の
「ジャンバラヤ」はマジでカッコよかった。
2mはあろうかという全身刺青だらけの大男が
デメンテッド・アー・ゴーばりのダミ声(デス声)でがなる
「ジャンバラヤ」は、めっちゃやばかった。

あと、ムッシュの「ティーンエイジブギ」は最高だったな。