人生を狂わされた曲【6】JIMI HENDRIX「RED HOUSE」 | YOU-DIE!!!オフィシャルブログ「BOOBEE」Powered by Ameba

人生を狂わされた曲【6】JIMI HENDRIX「RED HOUSE」

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高校生の時のある日の放課後、
大分駅前のリズムレコードの前を歩いていて、
とんでもないものを目にした。
店頭のテレビ画面に映し出されていたのは
ジミヘンのウッドストックライブ!
黒いロックンロールがやってきた。
黒いビートがやってきた。
ただただ口をアングリ、呆然とその映像を観ていた。
近所のお店からよくクレーム来ないな、
というくらいの爆音でその映像は流れていた。
ライブを観終わると、その足で放心状態のまま
近所にある「ジーグ楽器店」に向かった。
そして、当時大学生だったジーグ楽器店の
名物店員キューちゃんに事情を聞いた。
訳がわかんないんだけど,
「アフロで変な服着て、バカテクで物凄いものを観た!」って
必死で説明したら、目の前で「パープル・ヘイズ」を弾いてくれた。
クラプトンなら上手く弾けるキューちゃんも
ジミヘン観た直後にはとても下手っぴに見えた。
何がどうやったらあんな音が出るのかわからなかった。
それは未だにわからない・・・.
なぜならあの音はジミヘンにしか出せないから。
何が凄いって、仮に例えば、
ジミヘンって人がこの世に存在しなかったとして、
今、突然この時代にジミヘンが登場したとしても
全てをひっくり返すくらい物凄い存在だってこと。
全てを超越した天才ジミ・ヘンドリックス。
ジェフ・ベックもエリック・クラプトンも
ブライアン・ジョーンズもピート・タウンジェントも
みんなが嫉妬してしまう神がかりなギタープレイヤー。
未だに誰も真似のできないあのプレイは
ただただ凄いとしか言いようがない。
トリッキーなプレイばかり取り沙汰されるが、
初めて「RED HOUSE」を聴いた時、
正統派のブルーズを弾くジミヘンに
キュビズムじゃないピカソの絵を観た時と同じ感動を味わった。