The Who YOKOHAMA
最高だった!
この一言に尽きる。
ライブ後新横浜駅のホームでギターウルフのトオルと遭遇
「いや~やられたっす」と頬を紅潮させながら語る
ジャパニーズ・ロッカー・トオルウルフ。
そしたら後ろからニール&イライザの堀江クンとGREAT3の片寄さんが。
歩み寄って堀江クンと「最高だったね」と熱く固い握手。
多くは語らずそのまま別れる。
それだけで伝わる。
とまあ、こんなライブでした。
まだ観てない人も多いだろうから
あまり細かいことは書かないようにするね!
暗転した途端、勿体つけるわけでもなく、
フラ~ッと登場したThe Who、
なぜか「ハロー!ニューヨーク!」と冴えないジョークを飛ばして、
そういえば「ロック・オデッセイ2004」のエアロスミスの時、
ステージに登場したスティーブン・タイラーが開口一番
「フジローーーーーッック!!」って言ってたのはギャグだったんだな、
ってこの時気付いた。
日本人には伝わりづらい欧米流のオヤジギャグなんだなきっと。
もちろんキース・ムーンとジョン・エントウィッスルはいないし
あの最強のリズム隊を超えるものではないのは確かだけど、
リンゴ・スターの息子のザックはいい仕事してた。
キースと比べると音がチト重いんだよな。
でもパタパタパタって古臭いスネアの鳴りしてたな~。
もちろんキースのあの坂を転がるようなドタバタで軽快なフィルや
リズミカルなスネアと鳴りっ放しのシンバルの音の比ではないけど、
凄いいいドラマーだと思うよ、ザック・スターキー。
腕を大車輪のように振り回しながらギターを弾きまくるピートと
マイクをヌンチャクのように振り回すロジャーに
芸人魂というか男を見ました。
憤怒の形相で腕を振り回してギターを掻き毟るピートを観て
「父ちゃんはな~、これで飯食ってきたんだ!」
って親父に言われてるみたいな気分だったな~。
やったことあるからわかるけど
あれずっと続けると本当に腕があがらなくなるんだよね~。
ライブ後半までテンション落とさずにやるまくる二人には恐れ入りました。
サラリーマンならとっくに定年だっつうの!
ストーンズ観た時もいつも思う。
なんでこの人達はこんなことをずっとやり続けられるんだろうと・・・。
大ヒットを飛ばし3年間スターになっては消えていくショウビズの世界
時代の寵児の名を欲しいままにし、
リリースするレコードは全てビッグヒットしていたスーパーープロデューサーも今は昔
栄枯盛衰
盛者必衰
まさに、諸行無常・・・
ストーンズやフーはスリーコードというロックンロール最強のフォーマットを駆使して
半世紀近くも喉が枯れるまでシャウトし、腕が千切れるまでブン回し続けてる。
人はその音楽もさることながらその姿に涙するんだ
大切なことはやり続けることだ!
しつこく!!
極めてしつこく!
ストーンズなんて60年代は横にビートルズがいて、
70年代はツェッペリンやイーグルスやプログレバンドがいて
そのカウンターで登場したパンクバンドに馬鹿にされ、
80年代はポップスにやられ
90年代、気付けば世界最強のロックンロールバンドになっていた。
死ぬまで待とうホトトギスじゃないけど
彼らのタフネスの前に相手が勝手に潰れていったんだよな。
気付けばナンバーワン!
はなからナンバーワンなんて求めてないからナンバーワンになれるんだ
尊敬するLONDON NITEの大貫さんも
俺の大親分PINK DRAGONの山崎さんも
みんなそう!
Keep On Rockin'!!!
やるだけやっちまえ!!