ZEEBRA@武道館 | 大野俊也オフィシャルブログ「BOOBEE」Powered by Ameba

ZEEBRA@武道館

 11/1のZEEBRA@武道館、行ってきました。もうハンパなく感動した。

 ZEEBRAと出会ったのは、僕がFineで働いていた時代で、キングギドラ結成間もない頃。
 K DUB SHINEとまず知り合って、すぐに二人して僕の目の前でフリースタイルをカマして見せた。まだラップは英語だった。そのうち、ファブ5フレディが来日すると、二人で六本木でファブの前でラップを披露してアピールしてた。英語ができたもんで、Fineの取材も手伝ってくれて、A Tribe Called Questとか一緒にインタビュー行ったり、NYのニューミュージック・セミナーに乗り込んで、レコード会社も通さずに直でアーティストをガンガン取材したりもしたなあ。当時NYに住んでいたDEV LARGEとも出会い、みんなで「日本のヒップホップを変えるぞー!」なんて熱く話していた。あの頃、ブルックリン・ヤスとも知り合い、一緒にバスタ・ライムスを招聘してのFineナイトやったり、もう当時はクラブでフリースタイル・バトルをやったり。学校の後輩だったライムスターとギドラを僕は超エコヒイキしていた。それからYOUちゃんに雷家族……。高木完ちゃんプロデュースの「VORTEX」レーベルには、唯一パンクで僕のバンドとラフィンで参加したり……。
 みんなが日本語による本格的なヒップホップを目指して切磋琢磨していた時代。
 ZEEBRAは、あの頃熱く話していた夢を確実にかなえたわけだ。しかも先頭を切って。

 武道館には当時のFineモデルのチエコ、サエと難波章浩、FLJアシスタントの今尾と5人で参加。サクっとバックステージを訪ねた後、客席からビールを片手にライヴに臨んだ。

 20年の歴史を最高のエンターテインメントで見せてくれたZEEBRA。ストリート出身をキッチリ打ち出しているのにメジャーな顔も見せるスゴさ。ハッ キリ言ってどんな日本のラッパーよりも説得力のあるラップの上手さ。戦友とも言うべき仲間のアーティストがゲストで次々登場する熱さ。日本語ヒップホッ プ・クラシックのオンパレー
ドの初の披露も、雷家族とかました「証言」もヤバすぎでしょう。ラストの「Street Dreams」はマジ、涙が出ました。

 ちゃんと背負うべきものを背負って、まっすぐに時代に向っている。ホンモノのアーティストっていうのはこういうものなのだ。

 武道館での乾杯、AI TOKYOの打ち上げ、間にWOMBに行って、KEN-BOの回すVUENOSまでイッキに時は過ぎていきました。

 いやあ、ホントにスゴく良かった!!
 そして、20周年、おめでとうございます!!