- 爆笑龍馬伝
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福山雅治(40)主演で、視聴率20%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をキープし、好調なNHK大河ドラマ「龍馬伝」。龍馬以外にも豪華なキャストが並ぶ中、とりわけ強烈なのが、三菱グループの創始者で、作品の語り部でもある岩崎弥太郎だ。貧しい地下浪人から大富豪に成り上がっていく弥太郎の描写に、グループ内では非難の声もあるというが、演技派の香川照之(44)にしてみれば面目躍如といったところか。
ayaka’s History 2006-2009
「龍馬伝」は、郵便汽船三菱の社長に君臨し、龍馬のことを「一番嫌いな男やった!」と吐き捨てる49歳の弥太郎の回想として描かれる。
幼いころから利発で学問に秀でていた弥太郎は青年時代は貧しく、ボロボロの服を身にまとい、髪もボサボサ、歯もガタガタ。思いを寄せるヒロイン、加尾(広末涼子)は龍馬を慕っており、おいしくない境遇だ。
こうした弥太郎の描写に対する三菱グループ関係者の「格好が汚すぎる」といった不満を、「週刊朝日」の1月29日号が紹介した。 
それによると、NHK出版が出しているドラマのオフィシャルブックに、弥太郎が龍馬を暗殺しようとするシーンもあらすじにあることなどから、「龍馬伝」の弥太郎のイメージがグループに及ぼす影響を本気で心配する声まであるという。
岩崎家の「小事に心奪われず、大事を行う事を目的とせよ」といった家訓が、「三菱の社訓」として受け継がれているのは有名な話。中核企業・三菱商事で社長、会長を歴任した槙原稔相談役の喜久子夫人は、弥太郎のひ孫だ。
創始者の弥太郎を汚されたくない気持ちも理解できなくないが、弥太郎には、明治の動乱期に巨富を手に入れた政商という評価があるのも事実。歴史好きを自任する三菱グループの若手関係者はクールに語る。
「弥太郎も若いころはつらい思いをしたり、汚いことにも手を染めたりしたはず。龍馬だって長生きしていれば、弥太郎のような政商になっていたかもしれない。岩崎家は今はグループの経営にかかわっていない。うちの社内でも、『龍馬伝』を見ているのは、福山の龍馬目当てが断然多い」
ドラマの弥太郎は、よりによってバレンタインデーの14日の回で、加尾に結婚を申し込んでフラれる。
21日の回では、父の弥次郎(蟹江敬三)が庄屋との水の配分をめぐる争いでけがをしたため、学問修行をしていた江戸から土佐へ大急ぎで帰郷。奉行所が不公正な判断をしたと非難して、捕らえられ、投獄される。
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誇り高い三菱グループ関係者にとっては、まだまだ見たくないシーンが続きそう。だが、グループ関係者に限らず、香川の熱演を見ながら、幕末のハングリー精神に学ぶものは十分ありそうだ。 
■いわさき・やたろう 天保5(1835)年-明治18(1885)年。土佐藩の貿易に従事し、坂本龍馬の海援隊の活動を金銭面で援助。明治6年に「三菱商会」(後の郵便汽船三菱会社。共同運輸会社と合併して日本郵船に)を設立。明治10年の西南戦争で政府側の軍事輸送を一手に引き受け、莫大な利益を獲得。三菱財閥、三菱グループの礎を築く。
(引用:ZAKZAK)