朝起きて、テレビのニュースをつけると「福井県、滋賀県のみなさん、直ちに命を守る行動をとってください。」「何十年に一度の災害が起きる可能性が高まっています。」「家からは出ないで、家の中の安全な場所で身を守ってください」等、激しい雨の映像とアナウンスが流れていました。
当然、外は雨・・・
長野県は午前9時頃から雨脚が強まって、強雨の予報。
昼近くには台風が最も接近。
今日は「第50回高社山一周駅伝大会」・・・
「絶対中止だよ」「こんな中やるわけない」
これが我が家での会話でした。
とりあえずチームで集合場所の中野市市民体育館へ。
やる気が1番あるわけではないのに1番乗り・・・
「もう中止が決まって、他のチームは解散したのかな?」
いえいえ、このあと、続々と各チームが集まってきました。
そして、予定通り実施の決定が7時半に。
「え~!」「危険だ~!」「嘘でしょ!」の反応を尻目に、「サッカーと駅伝はこのくらいでは中止にならない」とのこと。
予定通り、自分のスタート区間へ。
しかし、次第にさらに激しい雨。車の中にいても、たたきつける雨の音でなにも聞こえない。
自分のスタート地点は、建物もなく、野ざらし。まるで、沼のように水浸し・・・
そんな中、若者達はアップを始めました。「嘘だろ・・・」
おじさんは、アップしない作戦・・・というかアップできないだろこの豪雨の中。
9時。選手招集。1区は予定通りスタートしたとのこと。
こっそり、速いチームの方に「このくらいの天気でも大会ってやるんですか?普通は。」と聞くと、「いえ、僕は経験ありません。今日はてっきり中止かと・・・」との答え。
そうだろ、そうだろ、こんな中駅伝するなんて、正気の沙汰じゃない。
10時ちょっと前。トップチームがやってきた。簡易テントの中、すでに靴の中は濡れている。
自分のチームの番号が呼ばれた。テントが出た瞬間に全身ずぶ濡れ。。。
ランナーズ会長が、ずぶ濡れで襷を渡してくれた。
もう走るしかない。
容赦なくたたきつける雨・・・呼吸がうまくできない。口の中にどんどん雨が入ってくる。
途中から突風のような風も吹きつける・・・
前の選手を見失わないように走る・・・
コース横を流れる川は濁流・・・吸い込まれそう。
「怖い、怖い・・・」とつぶやきながら、中継地点を目指して走る・・・
長い、長い10.3kmでした・・・
その後も、チームのみんなが激走し、8人が走りきり午後1時近くにゴール!
途中の夜間瀬川も警戒水位を1m超え、超濁流・・・怖かった。
だれも、けが人が出なくて奇跡かも・・・
長野マラソンの雪といい、今日の駅伝の台風といい、今年は悪天候に縁があるなあ・・・
無事で何より。生きててよかった。
午後2時からみんなで打ち上げしました。ビールを飲んでいるうちに、雨はやみ、青空が・・・
なんて時に走ったんだろ・・・
運営のみなさん、お疲れ様でした。判断も大変だったし、運営も大変でしたね。
明日、休みなら良かったなあ・・・