6月になると多くの大学で入試要項が増えていきます。

早速私も多くの大学のHPを確認して調べていきました。


【特徴】

12年度入試は過去最高の受験者数を誇っていました。近年18歳人口減少から考えると医学部受験の人気がすさまじいことを改めて認識しました。

多くの大学では試験形式と学内の試験との相関関係を徹底的に調べています。


私自身大会などで他大学と交流する中で、一番感じたことがセンター利用入試人気です。

私立医学部の場合は特にセンター利用入試の枠が急激に増加しているように感じます。


【センター利用入試が増加した背景には・・・】


〈13年度入試の変更点〉


埼玉医科大学&関西医科大学 センター利用入試を新規導入


兵庫医科大学: センター利用入試枠増加


センター利用入試の増加の背景には、センター試験のような公的試験で点数を得点できるような生徒確保が予想できます。つまり、国家試験は基本的に全範囲から出題され難問ではなく、医学知識の細かい理解が求められます。


センター利用入試の最大の特徴は現代文が課されていることです。

センター現代文は最近私立医学部受験でも重要視している予備校が多いように感じます。なぜならば、医学部には小論文が課される場合が多く、文章構成能力や論文展開能力をはかるには最高の手段だと考えられます。


〈国家試験合格率から逆算した入試〉


最近の医学部受験から考察できることが、国家試験から逆算した入試です。

つまり、以前までは学力水準の高い生徒募集がメインでした。しかし、最近では国家試験が合格できる生徒確保が医学部界の共通認識のように感じます。

国試合格率は多くの医学部情報誌に掲載されることが多く、上位に入った大学の場合翌年の河合塾&駿台のランク偏差値がUPする傾向があります。

多くの受験生がいまだに偏差値を意識して入学しています。

医学部の場合行うカリキュラムに大きな違いがないため、さらに良い人材確保には偏差値UPが有効な手段だと考えれます。


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