私はこれに対する答えを探しているような気がする。

昔から国公立医学部は偏差値70を超えるような学力を有していましたが、最近の人気沸騰になっても若干減少傾向にあるのは何か疑問を感じるのです。


入学定員を増加するという知らせから急激に医学部受験者が増加しました。

12年度入試において、私立医学部は過去最高に達しました。


12年度医学部入試がここまで増加した理由はいくつか考えられます。


【1】女子受験者数の増加

【2】新設医大を卒業したご子息の大量受験

【3】今後の歯科医師経営不振という経済界の予測


以上3点が主な要因といわれています。


【1】女子受験者数の増加


イギリスでは、女子受験者の方が有名大学に進学できるという現象が報告されています。

今までは女子に対して医学部に進学させるという現象はあまりありませんでした。

しかし、この不景気により一般学部に進学させてしまうと一般企業人と結婚することになってしまい、医師と結婚できる可能性が低くなってしまうという恐怖感から来ているように感じます。


やはり産婦人科&小児科といった女性医師を求めている傾向にあるので、女子が優先的に採用されるのもその傾向にあるでしょう。

現実問題は、産婦人科や小児科などでは、医師不足が深刻ですが、特に都市部での医師数は過剰だとも言われています。


【2】新設医大を卒業したご子息の大量受験


医師の子供はたいてい医師になるという構図は今でも変わっていません。特に開業医であれば

後継者の重要性はさらに増すでしょう。


医師の子供が医学部受験に参戦する可能性が極めて高く、かつ医師同士では医学部受験に関する情報も多くあります。


【3】歯科医師ご子息の影響


近年歯科医師の診療数はコンビニの数を超えているといわれています。

そのため、平均年収も急激に落ち込んでいます。その一方比較的高収入層では、歯学部進学よりも医学部に頑張って進学させたいという思いも強くなっているのも事実です。

従来医歯薬系と呼ばれていた言葉も今では聞く機会も急激に減っています。

まら歯学部生も減っています。減った分を医学部定員増加につなげているのも事実です。


しかし最近医学部入試が激難した結果、私大歯学部の人気が若干増えています。

これもまた医歯薬系人気の復活と読み取れるデータかも知れません。