以前から今井先生の英文法教室上・下を紹介してきました。

今回詳細な使い方についてまとめていきたいと思います。


今井の英文法教室 上 (東進ブックス 名人の授業)/今井 宏
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今井の英文法教室 下 (東進ブックス 名人の授業)/今井 宏
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【対象】 英文法を基礎から学習したい人&学習した内容を定着させたい人向けです。


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【特徴】


この参考書の最大の特徴は理解しながら英文法を学習することだと思います。

従来の英文法参考書は公式だけを理解させてネイティブスピーカーの視点など入試英語には直接関係ないコーナーが多かったです。

細かい文法用語を並べているように感じてしまい(実際は重要ですよ!!)、飽きてしまうのではないかと感じています。

勉強は根性だと考える受験研究家も多いですが、私は違うと思います。

英語の基礎の基礎である英文法は楽しく(ふざけるのではないことを!!)学習することが重要だと思います。

英語が苦手な生徒ほど文法を公式化する傾向にあります。

英語は言語なので、話し手がいて成立するものです。

話し手は意図を持ちながら話します。

同時に同じ未来表現でも違うフレーズを使うのも当然です。


いつも私はこのように言うようにしています。


<未来表現について>


日本語の場合、未来が重要であり、未来について詳細に表すことがありません。

しかし英語の場合 be going to do & will doと2つの表現を使います。


この2つは日本語で口語訳すると~するでしょうと訳す方が多いと思います。

もちろん正解です。

しかし、難関大学入試になると文章に沿って訳すことが重要視されます。

特に京大入試や阪大入試では単語を逐一日本語で訳すと文章が不自然です。

もちろん採点は×ですよ。

阪大&京大クラスでは、語彙力&文脈把握能力も同時求められます。


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今井先生の英文法教室は全72講で成立しています。

36日コースと72日コースにわかれています。


36日コースは夏休みを想定して1日2講学習することを目標にしています。

72日コースはじっくり&初学者コースでもあります。


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ある程度文法ができている人で多いのが、難関私大の英文法問題に挑戦したがることです。

早慶あたりの入試問題は細かい内容が多いように感じます。


確かに語法学習も非常に重要ですが、語法学習は知識型学習です。かつ限界がありません。

早慶では毎年見たこともないような問題が出題されています。


語法対策については後日書きますが、私が強調したいことは文法基礎問題は満点取れるかです。


医学部入試は一芸入試ではありません。

英語だけ数学だけ理科だけできても入学できません。

難関大学入試だからといわれますが、東大&京大では得意な科目で埋めることも可能です。


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必修文法問題が収録されている問題集は英文法教室 上・下ぐらいです。

基礎から学びその場で定着確認ができます。

解説も非常にポイントをついた解説です。


4択問題で重要なのは、他の3つの選択肢がなぜ違うのかを説明できることです。

表現だけをただ覚えさせる学習では、同じ問題が出るまで解答できませんよ。


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最後になりますが、英語は文法から始まり解釈・長文と進めてください。

今日から春休みという学校も多いと思います。

春休みは短いですが、有意義に過ごすとかなりおいしいですよ。

文法を完璧にして新学年になれば相当強いですよ。


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浪人生であっても、基礎を見直すことは重要です。

難問ばかりやっていても伸びません。

難問あ2種類あります。

誰も答えることのできない難問と基礎の応用の延長にある難問です。

後者の方が圧倒的に多いです。

基礎を重視してください。


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