センター試験型のマーク模試として一番有名なのは河合塾の全統マーク模試だと思います。
河合塾のマーク模試は全統マーク模試と呼ばれています。
年に3回行われていて、12月にはセンタープレが行われます。
第1回~第3回、プレテストにはそれぞれ特徴があります。
【第1回全統マーク模試】
範囲指定があることが多く、浪人生には非常に有利であることが多いです。社会(歴史系除く)には範囲がないので、未履修事項が出題されることもあるので、若干不利。
数学はほかの回に比べて簡単であることが多く、医学部受験生であれば90点を目指してほしいです。少なくとも85点はほしいところです。
理科は出題範囲が設定されているので、既習事項に置いての学力判断ができます。
化学は有機分野は出題されないので、有機の理解度のチェックには不適です。
国語は第1回の受験生の実力を考えると少し難しいかもしれません。
全統の社会は標準的であるためできる生徒であれば満点も夢ではありません。
ただし、世界史や日本史は範囲が限られていることを考慮してください。
<国立医学部受験生>
社会と国語の点数が目標点にどれだけ足りないかを検討する必要がある。
英数理は確実に90%を超えているかどうか。
リスニングは37点以上あるか。
国語は150点以上あるか。
社会は65点はあるか。
<私立医学部>
センター利用入試にも使えれば受験可能性を広げることができます。
特に注意していただきたいのは、英語・数学・理科2科目・現代文です。
現代文が課せられることが多いので、現代文を80分で90%超えられるかどうかです。
リスニングが悪いと英語自体の素点にも影響するので対策をきちんとしてほしいです。
私立センター利用は90%程度必要です。
古典・社会がない分合格点も自然に上がります。
<総評>
5月時点でのA判定は非常にいいと思います。5月時点で85%を超えていれば、安心です。
浪人生であれば、自信剤にもなるのでここでのよい結果は受験のエンジンをかけるのにも有効です。C以上であれば、とりあえず安心です。しかし、模試の判定で安心するとすぐに逆転される可能性も十分あります。