東大・京大ブログよりも医学部関連ブログがここまで増えるとは誰も予想していないと思う。

なぜここまで医学部受験が盛んになったのか。


以前の記事でも書きましたが、やはり資格優勢時代到来と私は予想しています。

医学部受験と東大受験は偏差値的にいえば同じかもしれません。

しかし、本質的にいえば全く違うことが明らかになってきました。


東大は、一般試験しかありません。センター試験を受けて、2次試験を受けて、それらの合計点で合否が決まります。名大や東北大であれば、推薦やAOもありますが、東大・京大にはありませんよね。


東進は今年574名も東大現役合格者を輩出しました。予備校業界ナンバー1ですが、1つ私は感じたことがありました。それは、近年の東大受験に大きな変化を感じたのです。


東大理科Ⅰ・理科Ⅱ類は圧倒的に東京都出身者が多いこと。理科Ⅲ類は兵庫県と東京都この2つで約半数を占めています。兵庫県で有名な高校といえば灘高校ですよね。

そんな灘高校にもある変化があります。かつて、灘生の目標と言えば、東大でした。しかし、昨今の経済状況や今後の未来を考えて、医学部に優秀層がシフトしているのです。


また、東大出身であっても、就職戦争は避けられません。医師の世界でも就職戦争はありますが、一般企業に比べれば大したことはありません。


そのため、現役をメインに扱っている東進などの予備校は、この現象に気付いていたように感じます。東大受験において浪人生も多くいますが、彼らは就職を意識して最高でも2浪程度で手を打つことが多く(慶大・早大に流れる!?)多浪することはあまりないです。


それに対して、医学部受験において3浪・4浪は比較的多くいます。私の直接の知り合いではありませんが7浪・12浪もいます。


多浪という言葉自体この医学部受験が過熱した時期に新種した言葉です。

昔は多くても2浪程度でしたが、医学部受験に関して言えば3浪・4浪はざらにいます。


また医学部受験において増加したのが、社会人です。もともと違う職業をしていてそこから転職したというパターンです。東大受験においては考えられなかった人です。

しかし、彼らの意識は非常に高いです。


医学部受験において現役は非常に難しい戦いを強いられます。

そのため、戦略が必要となります。

受験勉強が戦略性を求められるのは、おかしいという考えもありますが厳しい戦いになればなるほど戦略は必要となります。


ぜひこのブログで戦略を手にしていただければ幸いです。