科目によって勉強方法が違うのは当然だ。しかし、同じ理系科目であっても、ましてや同じ教科であっても大きく勉強法が違う。
私自身様々な教科の勉強方法を研究して分析しているが、毎回驚きの連続です。
英語と数学が異なるのは、まだわかります。
理科のくくりの中にある化学と生物と物理でも勉強方法は異なります。
定義や用語の定義を重要視するという考え方は化学・生物・物理でも同じですが、センター試験
や国立大学入試や私大入試や私大医学部入試になると話は全く別問題になります。
【物理】
一般的に計算ばかりで、暗記する部分はないと考える人が多いのがこの教科の特徴です。
しかし、難関大学の物理になると、定義を理解しているかを試す問題が多く出題されます。
代表的な大学が東大と早大です。もちろん、京大や慶大でも本質論を突く問題が多く主題されます。名古屋大学や九州大学や北海道大学や大阪大学も同様です。東北大学や東京工業大学の物理はかなり難しいので、微積物理を習得する必要があります。
医学部物理は、大きく2つにわかれます。
(1)標準問題で構成されている。
(2)あまり見かけない問題で構成されている。
難関医学部であっても物理は比較的易しい大学も多いです。しかし、易しい問題の大学では
満点が多く出るので注意してほしいです。
【化学】
計算問題と知識問題で構成されています。最近の入試問題は有機化学問題が主役に近い状態です。理論分野も出題が多いです。無機化学は若干減少傾向にあります。
医学部入試では計算の正確さが求められたり、有機の構造決定問題など多種多様にあふれています。化学Ⅱの天然有機化合物の出題頻度も上昇気味であることも留意しましょう。
【生物】
用語の定義が最も重視される科目です。きちんとした知識整理がないと標準問題でも高得点が狙えません。私大の場合、知識問題が細かく出題される場合も多いです。
医学部入試の生物は多種多様です。計算・論述・作図など・・・・・
丸暗記で通じる科目でないのは事実です。最近は生物Ⅱの進化と生態がよく出題されるようになりました。暗記範囲は精度の高さが試されます。
知識整理は嫌がらずやりましょう。毎日、用語定義論述が効果的ですよ。