昼間のニュースから興味深い記事がありました。
それは、「国家公務員募集を09年度に比べて40%削減へ」です。
一見医学部入試と国家公務員削減は関係ないと思われる方も多いと思います。
しかし、この2つはとても相関関係が強いのです。09年度以降国家公務員数募集人数は削減される一方で、09年度入試以降医学部人気がさらに過熱していきました。
2012年度入試に関して言えば、震災の影響で震災復興事業が盛んになると予想で工学部系統が09年からの減少傾向から一気に増加傾向に転じました。
一般的に東大卒でないと国家公務員職にはつけません。京大・一橋でもなかなか厳しい状況です。そんな状況下での国家公務員数削減は東大・京大受験生が医学部受験に流れる可能性は大いにあることが予想できます。
【かつての理系】
東大工学部・理学部・農学部>国立医学部 でした。
【今】
国立医学部>東大>京大>私大医学部>旧帝大理系学部≒早慶理工学部
という構図のような気がします。
私大医学部入試も過去最高の受験者数を記録しています。
12年度入試は若干工学部人気復活兆しがありましたが、13年度以降は工学部不人気がまた
到来すれば必然的に医学部人気はさらに加熱する可能性は高いです。
現役国立医学部合格は神の領域になりつつあります。
私大医学部入試での現役合格は過去5年間の中で最も難しい状況にあり、私大医学部は
お金で入れる時代はすでに収束したと考えています。浪人・社会人入試は縮小傾向にあるので
早めの対策が必要となります。