しばらく更新が遅れてしまい、ごめんなさい。医学部受験だけでなく、東大入試や京大入試などすべての入試において、問題集に関する議論は今なお盛んに行われています。


一般的に「1つの問題集を何回転もして、精度を上げることが重要である」というのは受験会では常識になっています。そのため、何冊も飼って演習する人を否定する傾向があります。


しかし、私がこの世界に携わって思ったことがあります。それは、受験生は1つの問題集しか使ってはいけないと思ってしまい、その1つを選び出すのに困窮しているのです。


そのため、私のもとには、この問題集はどうでしょうか。あの問題集ではたりるのでしょうか。といった質問が多く寄せられます。確かに、効率が良い問題集を選びたくなるのは当然の心理です。ここで再度問題集についてまとめておきたいと思います。


<問題集の種類>

(1)予備校講師が書いた問題集


【利点】一般的に「解説が詳しい」者が多いです。また説明部分が多く掲載されている。

問題数を厳選して、密度の高い問題ばかりを集めているので、少ない時間で多くを学びとることができるように作られている。


【短点】問題数が少ない。基礎向けが多いので特殊な出題形式にはあまり対応できていない。

発行部数が意識されているので、ページ数が少ない。


(2)大手予備校が出版した問題集


【利点】解説が詳しく、また大学別に対応しているものも多いので、使いやすさを追求されている。定番的な問題集になりやすい。新課程になっても廃刊になる可能性が少ない。

また、多くの講師が原稿を細かくチェックしているので、誤植などが少ない。


【短点】入試のコツなどが少なく、インパクトに欠ける。問題数が圧倒的に少ない。

解説が詳しいが、少しくどい。


(3)その他

正直この類が最も多い。この手の問題集は一般的にはヒットを生み出すかすたれてしまうかの

どちらかが多く、新課程バージョンに変わるか変わらないか不明な場合が多い。


【利点】問題数が多い。伝説的参考書や問題集では生徒や学校の先生の意見が反映されてる場合が多いので、バージョンUPする可能性が高い。つまり年々使いやすくなってくることが多い。


【短点】わるいものは決してないが、効率性がさほど高くないモノが多い。

自分に合うものであればいいが、合わないと時間を無駄にする可能性が高い。


このほかにも様々種類が存在するのでぜひ書店に足を運んでみてください。

個人的に質問があればメッセを投稿してください。