慶大医学部入試の特徴について書いていきたいと思います。


英語・・・自由英作文が課されている。私大医学部で自由英作文が課されているのは順天堂大学医学部と慶大医学部ぐらいだろう。慶大医学部入試ではやはり自由英作文の対策の精度によって大きく影響されると考えられる。理由はいくつか考えられる。1つ目は、英文解釈や整序問題では間違いがほとんどない可能性が高いからだ。医学部受験者において英語はできて当然に近い科目なので、英作文以外では差がつかないのが現状だ。

医系内容ばかりが出題されていた時期もあったが、最近ではそうでもない。

幅広い読解経験が必要とされる。自由英作文は論理的展開も同時に採点されている。

抽象的内容をただ並べただけでは感想文に毛が生えた程度だ。


数学・・・最近の傾向だと昔と比べて標準的な問題が多く出題されるようになったが難関であることは変わりない。しかし、難関といっても合格得点率は80%程度はほしい。実際は55%程度で合格しているが、数学は得点できるのであればぜひ得点しておきたい。

なぜならば、英語や生物では得点できない場合がしばしばある。

数学は解答プロセスがわかれば確実に得点できるところはおいしいところだ。

2完と部分点を狙えば80%を超えていく。

ハイレベル理系数学程度の問題は解けるようになってほしい。


生物・・・実験考察は難関レベルで、要求知識レベルも若干教科書を超えてしまう。

作図問題もほぼ毎年出題されている(11年除)。動物分類もよく出ているので、めんどくさがらずにきちんと対策しておこう。実験考察に関しては東大・京大・阪大の問題を使って練習しておこう。自分で推測する必要がある部分もあるので慶大過去問で慣れておこう。


化学・・・東大化学とよく似ていて、記述問題が多く出題されているのも大きな特徴。

つまり、あいまいな理解では太刀打ちできないように作られている。

慶大医学部に合格しようと思えば東大過去問対策が有効。

難関大学的問題が多い。記述対策もきっちりしておこう!


慶大医学部に関しては、他の私立医学部とは入試形式が全く異なるので独自の対策が必要であるのと同時に、東大・京大のような難関大学対策が有効であることも認知しておいてほしい。


次回以降も東大&慶大について書いていきたいと思う。