今回のテーマは「古文単語量がセンターを左右する!?」です。

国立医学部志望者にとって、センターはかなりの重要試験ですよね。特に国立医学部は87%以上必要となります。全体で87%をとろうと思うとたとえ理系科目で90%以上取っても文系科目でも83%以上必要となります。

理系受験生にとって一番の敵が「国語」ではないでしょうか。

私自身の調査や受験生に聞いてみると「現代文と漢文」は80%以上とれるけど、古文が全く取れないと声をよく聞きます。



センター古文は下手な私大古文よりも難しく、文系受験生でも苦労しているそうです。

そんな試験を理系が、受験して文系同様得点して、かつ90%以上とるなんて・・・

悲鳴が聞こえてきそうですが、現実問題得点しないと国語で170点は超えないです。


そんな苦手なセンター古文に対して、今までの先輩受験生はどう対応したのでしょうか。

よく聞く噂が「過去問解くまくれ。」や「流れを読む」や「主人公の心情を追え」など具体性のないアドバイスが飛び交っていました。

そんな意見を真に受ける受験生は何とかなると思い、対策が12月からという受験生も珍しくありません。

しかし、苦手な科目をたった1ケ月で90%の得点率に持っていくことなどできるのでしょうか。

正直言えば無理だと思います。天才でもない限り、不可能だと思います。


ある時、分析していた時に気付いたことがありました。それは、古文ができる生徒ほど古文単語量が多いことです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、理系受験生で古文単語を400語以上知っている受験生はそういないと思います。特に2次試験で古文が必要のない受験生にとって古文など受験が終わったら真っ先に切り離したい科目だと思う人も多いと思います。


知り合いの古典の先生にセンターで必要な古文単語量を聞いたことがありました。私自身の予想では、500語程度と思っていたのですが、実際のところ800語だそうです。

それは本文を完全に理解するのに必要な単語量らしいですが・・・・

最低でも問題を解くのに必要な単語量は600以上であることはかわりないです。



古文は受験生全体が苦手な科目です。理系受験生にとって古文など机に向かって学習する時間は正直なところないと思います。そのため読解演習が12月からスムーズにいくように

助動詞・敬語・古文常識そして古文単語を電車の中や待ち時間など少しずつ広げていけば

かなり身につくものだと思います。読解演習の段階に入れば、様々な作品を読んでいき

パターンをつかんでください。古文は話の大筋をつかめば、こちら側の勝ちです。

あとは選択肢に合わせて解答していくだけです。