前回に引き続き2012年度の私立医学部センター利用の状況について書いていきたいと思います。ここ最近私立医学部の人気は上昇しています。理由はいくつか考えられますが、最大の原因が、センター利用ができることではないかと私自身推測しています。
私立医学部センター利用入試は比較的最近始まった制度なので、国立受験生でもあまり知らない方も多いと思います。
私立医学部センター利用入試のおいしいところ
(1)受験科目が少ない
→英語(リス含)、数学①②、理科二科目、現代文(80分)というところが多いので、センター試験が得意であれば90%を超えることも夢でもないので、合格しやすいです。
(2)センターをクリアすれば、二次試験は小論文と面接のみ・・・・
→国立受験生にとって2次試験は受験全体のかなりの要素を占めています。しかし、私立医学部センター利用の場合、センターさえクリアすれば二次試験は小論文と面接のみとなりますので、対策に特化しやすいです。
また、私立一般試験も受ければ、受験校の幅はさらに広がります。
2012年度私立医学部センター利用の概要
<全体>5-7理系型の平均点上昇に伴い、私立医学部ボーダーラインも上昇しました。
特に上昇幅が大きいのが、兵庫医科大学です。この大学は40周年に伴い値下げを行いました。第3回全統マーク分析によると志願者数は昨年比164%なので、志願者が集中しました。
<ランキング>河合塾データをもとに作成しました。英語・数学①②、理科二科目含こと前提
1位 帝京大学医学部センター利用 95%
2位 順天堂医学部センター利用 92%(現代文・古典・漢文と地歴B・倫理政経含)
2位 大阪医科大学センター利用 92%(現代文・古文・漢文と地歴B・倫理政経含)
2位 近畿大学医学部センター利用 92%(国語・社会含まず)
5位 東京医科大学センター利用 90%(現代文含)
5位 杏林大学センター利用 90%(現代文含)
7位 兵庫医科大学センター利用 89%(現代文含)
8位 藤田保健衛生大学センター利用 87%(現代文含)
8位 愛知医科大学センター利用 87%(現代文含)
東進や駿台や代ゼミデータが届き次第新たに作成します。
注意:センター利用入試は科目間で配点割合が異なります!!